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フォトエッセンス 入門・写真マスター講座 (3-4) ~シャッター優先AEで、動体を撮る

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Posted by Velvia

2013年7月3日 公開

動体を撮るということ

※撮影モードについては、「撮影モードの鉄則」を参照ください。

※露出計の見方については、「マニュアル撮影と、露出計の見方」を参照ください。

作品によっては、動く ようなものもあるかもしれません。しかし、ほとんどの場合は静物だと思われますが、お手持ちのカメラで、川や滝などの流れている水や、走っている人や車などの動体を撮影したい場合があるかもしれません。

(滝のスロー写真/シャッター速度を変えると、目に見えない姿が写る)

ここでは作品撮影とはやや離れて、動体を撮影することで、同時に 撮影モードシャッター優先 AE の活用の仕方についてご紹介します。


シャッター速度で変わる世界

シャッター速度は、シャッターが開いて閉じるまでの時間であり、シャッターが開いている時間が長いほど、その時間分被写体の動きが写真となって写ることを意味します。 常に高速で移動する水は、人間の目では流れている残像しか見えません。しかし、シャッター速度を短くして高速にすれば、一瞬の時間を止めて写真に写すことができます。 逆に、シャッター速度を長くして低速にすれば、より多くの残像を写して、やはり人間の目には見えない世界を写してくれます。

高速シャッター(1/1,000秒)では、流れる水を静止させて写すことができます。

低速シャッター(5秒)では、流れる水の軌跡を重ねて写ることができます。

高速シャッター(1/1,250秒)で、一瞬を静止させたように写すことも。

低速シャッター(10秒)で、車のヘッドライトとテールランプの軌跡を写すことも。


シャッター優先 AE で練習しよう

1. カメラの撮影モードを「シャッター優先 AE」に切り替えよう。

カメラの 撮影モード(露出制御方式)を、シャッター優先 AE(S または Tv)に設定します。

右のようなモードダイヤルがあるカメラなら、「S」または「Tv」の位置にダイヤルを合わせれば、シャッター優先 AE 露出モードになります。

※モードダイヤルが無い場合は、使用しているカメラの説明書を読み、シャッター優先 AE 露出モードに設定してください。

モードダイヤルを S または Tv の位置にする

※撮影モードの変更方法は、ご使用のカメラごとに異なります。ご使用のカメラの取扱説明書等をご覧ください。

2. 流れる水道水にピントを合わせる

シャッター優先 AE の操作を試してみるために、ここでは水道水を撮影してみます。

水は、防滴・防水などされていないレンズやカメラ本体にとっては、致命的な故障の原因となるので十分に注意して水などの撮影はしましょう。

ここでは、練習のために水道水を被写体とします。

3. シャッター速度を、1/125 秒程度にして撮影してみる。

シャッター速度優先 AE では、シャッター速度を任意の値に固定して撮影することができます。 ここでは、まずシャッター速度を 1/125 秒(0.008 秒)程度で撮影してみましょう。

①のダイヤルを回すとシャッター速度が変更できる。(Nikon製 D5000 の場合)

※シャッター速度の変更方法は、ご使用のカメラごとに異なります。ご使用のカメラの取扱説明書等をご覧ください。

①は設定されているシャッター速度です。シャッター速度は、1秒より高速な場合、1/1000 といった分数表示になっています。

①のシャッター速度を変える度に、露出計の値から自動的に②の最適な絞り値をカメラが設定される。

シャッター速度優先 AE では、絞り値などはカメラが自動的に設定します。そのため、絞り値はシャッター速度を変える度に、自動的に適切なものが設定されていることを確認しましょう。

(シャッター優先 AE 1/125秒 F2.8 ISO感度400)

1/125 秒で写した水道水は、人の見た目に近い静止感で撮影できました。

4. シャッター速度を、1/5 秒程度にして撮影してみる。

今度は、シャッター速度を 1/5 秒(0.2 秒)程度にして撮影してみましょう。

(シャッター優先 AE 1/5秒 F13 ISO感度400)

1/5 秒で写した水道水。先ほどより低速(スロー)シャッターで、印象が大きく変わりました。

しかし、何故か暗く写ってる気がしませんか? その理由と対策は次節でご紹介します。

シャッター速度を変えることでこれだけ表現が変わってきます。動体をどのようなシャッター速度で撮るかに視点を持ってカンタンに撮影するために便利なものが、シャッター速度優先 AE です。


室内や、室内照明程度では、1/100 秒より速い高速シャッターを切ることは難しいです。

カメラによっては①のように、警告が表示される。

これは、室内やライトなどの照明の明かりの強さが、極めて弱いからです。

1/1,000秒などのより速い高速シャッターを使うためには、被写体にライトを当てたり、太陽光の下で撮影するなどして、光を強くするか、ISO 感度 3,200 などの高い感度に上げるなどの設定をする必要があります。

あまりに遅いシャッター速度は、被写体の明るさが明るすぎると設定できません。

シャッター速度優先 AE の場合、シャッター速度を遅くした分、カメラは絞り値を出来るだけ絞って、露光する光の量を少なくして露出を合わせようとします。 しかし、絞り値にもレンズごとに限界があり、最小絞り(最大限絞った状態)にしてもなお、撮像センサーに入る光の量が明るすぎると、露出オーバーになるためです。

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