
『ウォールフラワー』のネタバレあらすじと感想・考察、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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ウォールフラワーの主人公チャーリーは小説家志望の内気な少年。クラス内のヒエラルキー(スクールカースト)では最下層の存在で、3軍扱いされるような生徒です。
そんな彼が陽気で自由人なアメフト部の上級生パトリックや、みんなの憧れ美少女サムと出会うことで、彼の生活は一変します…。
ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラーなど若い役者達の演技が素晴らしいおかげで、違和感なくその世界観に入り込め、心の中で切なさでいっぱいになる作品でした。
あと作中のエマ・ワトソンがあまりにも魅力的で、「こんな女子がクラスにいたら10代の男子は絶対好きになるよなぁ」と感じます。マジで可愛すぎです。
ちなみにタイトルの「ウォールフラワー」とは壁に咲く花のこと、仲間の輪には加わらずいつも壁際で物事を見極めようとするチャーリーに対して皮肉的にいわれた言葉です。
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「ウォールフラワー」の基本情報
「ウォールフラワー」の作品基本情報は次の通りです。
- 作品名:ウォールフラワー
- 公開:2012年
- 監督:スティーブン・チョボウスキー
- 原作:スティーブン・チョボウスキー
- 脚本:スティーブン・チョボウスキー
- 配給:ギャガ
- 制作国:アメリカ
- 時間:103分
原作となった小説作者のスティーブン・チョボウスキーが、脚本と監督も担当しています。
「ウォールフラワー」のキャスト
■チャーリー(ローガン・ラーマン)
【参照】映画『ウォールフラワー』予告編
本作の主人公で小説家志望の少年。過去の出来事がきっかけで心にトラウマを抱えている。
スクールカーストの最下層であり、自分から仲間の輪には加わろうとはせず、いつも壁際は他の生徒たちのことを見ている。
■サム(エマ・ワトソン)
主人公がチャーリーが憧れる女子生徒。恋多き女性で過去に数々の男性と付き合ってきた。
演じるのはハリーポッターシリーズでおなじみのエマ・ワトソン。
■パトリック(エズラ・ミラー)
サムの義兄。陽気で自由奔放な性格。
実はゲイでアメフト部のブラッドと付き合っている。
■メアリー・エリザベス(メイ・ホイットマン)
主人公チャーリーに出来た初めての恋人。
しかしチャーリーが本当に好きなのはサム。
- アンダーソン先生(ポール・ラッド)
- キャンディス(ニーナ・ドブレフ)
- ブラッド(ジョニー・シモンズ)
- アリス(エリン・ウィルヘルミ)
- チャーリーの母親(ケイト・ウォルシュ)
- チャーリーの父親(ディラン・マクダーモット)
- ヘレン叔母さん(メラニー・リンスキー)
「ウォールフラワー」のあらすじ【ネタバレあり】
1.クールカースト最下層の主人公チャーリー
過去のトラウマから精神的に不安定な少年チャーリー(ローガン・ラーマン)は、高校に入学しても周囲に馴染めず、入学初日から高校生活が終わる日を数えていた。
周囲を和ませる陽気な上級生のパトリック(エズラ・ミラー)に興味をひかれたチャーリーは、ある日思い切って彼に話しかけ、彼とその義妹サム(エマ・ワトソン)と知り合う。
そして、美しく魅力的なサムに一目で惹かれるのだった。
自由奔放なパトリックとサムは、パーティーやマリファナなど、チャーリーに刺激的な体験をもたらし、快くチャーリーを仲間に受け入れる。
その夜ドライブへ出かけた3人。音楽が鳴り響くトンネルの中、ピックアップトラックの荷台で両手を広げ風を受けるサムを見て、チャーリーは「無限」を感じ、そして自分の居場所を見つけるのだった。
2.チャーリーの初恋相手サムは恋多き美少女
同性愛者であるパトリックは、アメフト部のブラッド(ジョニー・シモンズ)と密かに付き合っていた。
サムには昔遊んでいたという噂もあったが、主人公チャーリーの恋心は日増しに募っていった。
しかしサムは大学生のクレイグと付き合い始める。彼は自慢話ばかりで中身のない男だ。
サムに自分自身の価値に気付いてほしいと願うチャーリーは、熱心にサムの大学入試のための勉強を手伝うのだった。
クリスマス休暇に入り、サムたちの自宅でのパーティーで、チャーリーは、仲間たちに心のこもったプレゼントを贈る。
作家志望のチャーリーに、パトリックは文豪らしくあるようスーツを、サムはタイプライターをプレゼントした。
サムの部屋で2人きりになると、サムはチャーリーに、幼い頃の辛い体験や、様々な男性と関係を持ったことを打ち明ける。
そして2人はキスを交わすのだった。
3.サムのことが好きなのにメアリーと付き合うチャーリー
大晦日のパーティーでLSDで錯乱したチャーリーは、雪の中に倒れ、最愛のヘレン叔母さんの死を思い出す。
チャーリーが幼い頃、叔母はチャーリーのプレゼントを買いに行って事故を起こしたのだった。
ある時、仲間のメアリー(メイ・ホイットマン)に告白されたチャーリーは、何の気なしに付き合うことにする。
ところが次第にメアリーとの不調和に嫌気が差し、仲間たちとのゲームの場で、メアリーの前でサムにキスをしてしまう。
サムを怒らせてしまい、仲間たちと距離を置かざるを得なくなったチャーリーは、再び不安定になっていった。
そんな中ブラッドが、パトリックとの関係を知った父親から殴られたと聞かされる。
食堂ではアメフト部の仲間がパトリックをからかい、保身に走るブラッドまでもがパトリックに暴言を吐き、乱闘騒ぎになる。
そしてアメフト部員たちに殴られるパトリックを見て、チャーリーは相手を殴り倒してしまうのだった。
パトリックを助けたチャーリーにサムは感謝するが、チャーリーには暴力を振るった記憶がなかった。
しかしそのおかげで再び仲間に迎え入れられたチャーリー。
ある夜、パトリックはチャーリーともに夜景を見ながら、理解されない胸の内を吐露し、思わずチャーリーにキスし、その胸で涙するのだった。
そして賑やかに過ごしながらも、パトリックとサムも進学が決まり、街を離れることになった。
ラスト.性的虐待を受けた過去とそれぞれの旅立ち
チャーリーは、食堂での乱闘以来、再び幻覚を見るようになっていた。
仲間たちは卒業を迎え、サムはクレイグの浮気が発覚し別れることに。
さよならパーティーの日、サムの部屋でチャーリーとサムは愛を打ち明け合い、確かめ合うようにキスをする。
そしてサムがチャーリーに触れた時、彼は幼い頃にヘレン叔母さんから性的虐待を受けていたことを思い出してしまう。
そのことで自分が叔母の死を望み死に至らしめたと錯乱し、フラッシュバックに苦しむチャーリー。ついには入院することとなってしまった。
やがて、サムからの手紙や、家族の献身的な支えもあり、回復し退院する。
夏休みには、街を離れたパトリックとサムが訪ねてきた。
そして3人で車を飛ばし、あのトンネルであの時の音楽を鳴らし、荷台で風を受けるチャーリーは無限の未来を実感するのだった。
「ウォールフラワー」の感想・考察
あまりにも繊細でストレートな青春の描写が、見ていて辛くなるほど痛々しく、胸をえぐられます。
携帯電話もなく音楽はレコードやカセットテープ、80年代のポップカルチャーに溢れていて、はるか昔の高校時代を重ね合わせ引き込まれました。
特にデヴィッド・ボウイの「Heroes」には思わず涙腺崩壊です。
様々な経験を経て、主人公が成長する姿は清々しく、主演のローガン・ラーマンの丁寧な演技が素晴らしい!
エマ・ワトソン、エズラ・ミラーもともに美しく、若手実力派の演技に唸らされました。
個人的には主人公の姉役で、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のニーナ・ドブレフが出演していたのも嬉しいところ。
苦々しく多感な高校時代にあって、主人公の文才を見込み気にかけてくれた国語教師など、手を差し伸べる大人たちがいたこともとても救いとなりました。
大傑作のアメリカ青春映画です。もっと評価されていいと思う。
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