
映画『ゴーストランドの惨劇』ネタバレあらすじとラスト結末、感想・考察、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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叔母から相続した家に引っ越してきたシングルマザーと双子の姉妹ベスとベラ。
その引っ越し当日、大男が突然家にやってきて娘たちは襲われる。その時、母親が勇気を出して暴漢を追い返す。
その惨劇から16年後、妹のベスが実家に戻ると、姉はまだ精神を病んでいた…。
暴漢の鬼畜度がえげつない胸糞サスペンスホラー作品。自分がもしあの姉妹の立場だったと考えると恐ろしすぎます。
惨劇から姉妹は救われたのかと思いきや、悲しい現実に引き戻された時の振り幅がすごすぎて、精神が揺さぶれまくるストーリーです。
この作品を観ると、本当に怖いのは幽霊や怪物なんかより人間だと痛感させられますね。
内容も音や映像で煽るだけのホラーではなく、ストーリーがしっかりしているので面白いです。
パスカル・ロジェ監督は鬼才と言われていますが、この映画を観るとその評価も納得します。
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「ゴーストランドの惨劇」の作品情報とキャスト
作品情報
【参照】『ゴーストランドの惨劇』予告編
「ゴーストランドの惨劇」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:ゴーストランドの惨劇
- 原題:Moon
- 公開:2018年
- 監督:パスカル・ロジェ
- 脚本:パスカル・ロジェ
- 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 制作国:アルバトロス・フィルム
- 年齢制限:R15+
- 時間:91分
キャスト
「ゴーストランドの惨劇」の主要キャストは次の通りです。
- ベス(クリスタル・リード)
- ベラ(アナスタシア・フィリップス)
- ベス・10代(エミリア・ジョーンズ)
- ベラ・10代(テイラー・ヒックソン)
- 母親ポリーン(ミレーヌ・ファルメール)
「ゴーストランドの惨劇」ネタバレあらすじとラスト結末
引っ越し当日に暴漢に襲われるシングルマザーと双子の姉妹
母親と二人の娘、ベス(エミリア・ジョーンズ)とベラ(テイラー・ヒックソン)は、車に乗って叔母から相続した新しい家へと向かっていた。
ホラー小説が好きなベスは、車内で自作の小説を朗読する。母親は彼女の小説を褒めたたえるが、姉のベラは気味が悪いと顔をしかめる。
その時一台のトラックが、彼らの車の横をクラクションを鳴らしながら追い抜いていった。
真夜中、一家は新しい家へと到着した。荷物を全て運び終えた頃、ベラはひとり外へ出る。そこへ母親が一服しようとやって来た。
ベラは母親に、妹はいつも想像の世界に生きている、現実を直視すべきだと訴える。
さらに彼女は、母親が妹のことばかり愛していると泣きながら叫ぶ。少し後方では、トラックのライトが暗闇の中で光っていた。
ベラたちが家に戻った頃、大きな体躯の男が人形を握りしめたまま家の中を俳諧していた。
彼は母親を背後から突き飛ばすと、二人の娘を地下室へと引きずっていった。
ベスは震えながら階段を駆け上がると、そこには黒髪の女が待っていた。
女は言った「私たちはただ人形と遊びたいだけだ…」
意識を取り戻した母親は、黒髪の女に襲い掛かる恐ろしくなったベスは、両手で耳を塞いだ。
扉は閉じられ、激しい音と叫び声だけがベスの耳に届いてくる。娘たちを守るため、母親は大男にしがみつき、死力を尽くして戦い続ける。
死闘の末、血塗れになりながらも母親は侵入者たちを惨殺した……。
あの惨劇から16年後
悪夢を見てベッドから転げ落ちるベス(クリスタル・リード)。
惨劇から16年が経っていた。
ベスは人気ホラー作家となっていて、都会で夫と子供に囲まれて幸せに暮らしていた。
惨劇を元に書いた新作は売上順調で、彼女はTVに出演していた。ある日、姉のベラから電話が掛かってくる。
「今すぐに家へ帰ってきて!」
尋常ではないベラ(アナスタシア・フィリップス)の声に、ベスはひとりで帰郷することを決意する。
昔と変わらず若々しい母親との再会を喜ぶベスだったが、ベラは過去のトラウマに苦しんでいた。
ある夜、ベスは寝室のベッドに手錠で繋がれているベラを発見する。その顔には人形のような化粧が施されていた。
手錠の鍵を探すためベスは部屋を出た。扉は勢いよく閉まり、中からベラの叫び声が聞こえて来る。
母親はベラの話を聞かないようにベスに言うと、救急車を呼びに外へ出て行く。ベスは母親を待っているうちに、いつしか眠りに落ちていた。
母親は殺され、姉妹で大男にDVとレイプをされ続ける現実
眼を覚ましたベスは、自分の身体が傷だらけなことに困惑する。
しかし、ベラから現実を直視するよう叱咤されると、彼女は全てを思い出した。
あの夜、母親は黒髪の女に殺されたこと、二人はずっと家に監禁されDVとレイプをされ続けていること、自分は想像の世界へ逃げていたことを…。
黒髪の女は、ベスに人形のような化粧を施すと、彼女を人形部屋へと連れて行った。
ベスは人形の振りをして、大男が来るのをじっと待つ。
部屋に入ってきた大男は、楽しそうに人形の手をバーナーで燃やして捨てると、ベスの方へと手を伸ばした。
失禁しながらも恐怖に耐えたベスは、隠し持っていた刃物を大男の肩に突き立てる。
そして彼女は隙をついてベラを連れて、外へ飛び出した。
闇の中を二人は必死で走る。
夜が明けた頃、二人はパトカーに発見された。警官はすぐに無線を入れる。
しかし、追ってきた黒髪の女に警官二人は簡単に射殺され、二人はトラックに乗せられる。
ベスは再び想像の世界へと逃げ込んだ。
ラスト結末.ベスの勇気ある行動で事態は変わる
パーティーの席で、ベスは憧れのホラー作家から自分の新作を賞賛され、満面の笑みを浮かべていた。
そこへ現実世界のベラが現れ、ベスに助けを求める。母親は、ベラの言うことを聞かないようにと再び忠告してくる。
しかし姉を助けたいベスは、勇気を出して現実と向き合うのだった。
叫びながら黒髪の女に襲い掛かるベス。あの夜、母親が娘たちを守るために死力を尽くして戦ったように。
ベスは女に噛みついて彼女の指を、皮膚を食いちぎる。
大男がベスの前に立ちはだかったその瞬間、銃声が響き渡った。大男は音を立てて床に崩れ落ちる。
助けに来た警官は、続いて抵抗を試みた黒髪の女をも射殺した。
惨劇は、ついに幕を閉じた。
担架で運ばれながら、ベスは二階の窓に母親の姿を見る。
母親は庭に落ちているタイプライターを指さすと、ベスに優しく微笑んだ。
救急車の中で、看護師はベスに言う。
「きみはとても強くて勇敢だ。きっと何かスポーツをやっているに違いない」
ベスは落ち着いた声で答える。
「いいえ、私はお話を書くことが好きなの」
彼女の瞳には、強い決意が現れていた。
「ゴーストランドの惨劇」の感想・考察
本作を見た率直な感想は、約90分という短い時間の中で物語がバランスよく奇麗にまとめられているなと感心しました。
またベスの想像の世界という引っ掛けも丁寧に描かれていて、序盤で騙されてしまう視聴者は多いはずです(僕も騙されました)。
そして侵入者たちの特異な風貌と演出が、恐ろしい程気味の悪い雰囲気を作り上げていて、恐怖感を一層もり上げます。
母親とベスが一緒の場面が非常に多い本作。空想癖のある娘のベスを心配する母親の愛情が非常によく表現されていました。
最後の窓から娘たちを見守る母親の場面は、ただのホラー映画では終わらせない、悲しくも優しい感動がエンディングを彩ってくれています。
ホラー映画好きでなくても、十分楽しめる作品です。さすが鬼才パスカル・ロジェですね。
『ゴーストランドの惨劇』を無料で観る方法

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