
映画『ゴーストランドの惨劇』ネタバレあらすじとラスト結末、感想・考察、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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死刑囚の面会に訪れたホブズ刑事。その死刑囚は彼に一つのなぞなぞを出す。
後日、別の殺人事件の捜査中にその死刑囚が言ったものを同じなぞなぞが現場に残されていた。彼がすでに死刑をされたはずなのに…。
デンゼル・ワシントン演じる刑事と、人に取りつく悪霊の戦いを描いたホラー映画。
ジャンルはホラー扱いされていますが、サスペンス要素が強いのでホラーが嫌い・苦手な人も楽しめる内容です。
悪魔に乗り移られた時の役者陣の演技が秀逸なのも見どころの一つ。ただ決してハッピーエンドでは無いので、あと味は正直良くない作品です。
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「悪魔を憐れむ歌」の作品情報とキャスト
作品情報
「悪魔を憐れむ歌」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:悪魔を憐れむ歌
- 原題:Fallen
- 公開:1997年
- 監督:グレゴリー・ホブリット
- 脚本:ニコラス・カザン
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
- 制作国:アメリカ
- 時間:125分
キャスト
「悪魔を憐れむ歌」の主要キャストは次の通りです。
- ジョン・ホブズ刑事(デンゼル・ワシントン)
- ジョーンジー刑事(ジョン・グッドマン)
- スタントン警部補(ドナルド・サザーランド)
- グレタ・ミラノ(エンベス・デイヴィッツ)
- ルー刑事(ジェームズ・ガンドルフィーニ)
- エドガー・リース(イライアス・コティーズ)
- アート・ホブズ(ガブリエル・カソーズ)
映画「悪魔を憐れむ歌」ネタバレあらすじとラスト結末
1.リース死刑囚がホブズ刑事に遺したなぞなぞ
場面は刑務所、リース死刑囚(イライアス・コティーズ)は面会に来たホブズ刑事(デンゼル・ワシントン)に挨拶すると、鉄格子越しに手を差し伸べた。
ホブズはその手を握る。するとリースは聞いたことのない言葉で話し始めるが、ホブズは気に留める様子はない。
興味を持たず立ち去ろうとするホブズに、リース死刑囚はなぞなぞを出す。
「なぜ、ライオンとスパコフスキーの間には空白があるのか?」
意味がわからず、苦笑いを浮かべるホブズ。
その後、死刑は無事執行される。
別の日、ホブズ刑事と相棒のジョーンジー刑事(ジョン・グッドマン)は、新たな殺人事件の捜査現場に向かった。
現場のバスルームの壁には、謎々が書かれていた。
「なぜ、ライオンとスパコフスキーの間には空白があるのか?」
以前リースがホブズに出したものと同じだった。ホブズは考える。リースの共犯者か、模倣犯か…。
ホブズは署内での雑談の最中、リース死刑囚のなぞなぞが『ロバート・ミラノ』という刑事を指していることを突き止める。
ミラノ刑事について調べてみると、彼は表彰されるほど優秀な刑事であったにも関わらず、何故かひとり山小屋で拳銃自殺をしていた。
ミラノの娘グレタ(エンベス・デイヴィッツ)の家を訪ねるホブズ。グレタは、父は最後に扱った事件の容疑者にされて自殺をしたと告げる。
しかし彼女は父の無罪を信じているという。何かに怯える彼女は、それ以上は何も語らない。
「あなたは神を信じているかしら」
別れ際に言ったグレタの言葉がホブズの頭の中に残る。
2.人に乗り移る悪魔『アザゼル』
前回と同じ手口で再び殺人事件が起こる。バスタブで死んでいる被害者は、ホブズが事件前夜に道ですれ違った男だった。
嫌な予感を振り払うことが出来ない彼は、ミラノ刑事が自殺した山小屋へと向かう。
人里離れた山小屋で、彼は多くの悪魔に関する本と、壁に書かれた『アザゼル』という文字を発見する。
グレタに話を聞こうとするが、彼女は事件を降りるべきだと言って立ち去る。
署内で、ホブズはジョーンジーからリースが使った外国語、アラム語の翻訳を聞かされる。
「触れることでおまえの中には入れない。魂の状態なら入ることはできるが、それはしない。おまえを滅茶苦茶にしてやる。方法はいくらでもある」
ホブズたちは意味が分からず、苦い顔をするだけだった。
発見した悪魔に関する本をホブズは調べ始める。
そこには「彼ら(悪魔)が一度入ると、その身体のすべてを知る。それ故、彼らはすべての言葉を話す」と書かれていた。
初めは半信半疑だったホブズだが、警察署内の人間がおかしな行動を取り始めたとき、彼は何かに気づく。
そして、警察署から去っていく不審な男に向かってアラム語で叫んだ。
「オレはおまえが誰か知っている。アザゼルだろ」
アザゼルはホブズの賢さに感心する。そして複数の人間の身体を移動しながら何処かへ去って行った。
ホブズはその場にただひとり残されていた。
3.アザゼルが乗り移った人間を射殺してしまうホブズ刑事
ホブズは再びグレタに接触すると、警察署で起こったことすべてを話す。
グレタは「堕天使たちは人間の身体の中でしか生きられない、そうやって復讐を繰り広げている」と言う。
署に戻ったホブズは、上司から自分が容疑者に挙がっていることを告げられる。
上司に、自分は嵌められていることを説明しようとするが、休暇を取れと言われるホブズ。
そんな中アザゼルはホブズの家族にまで手を出し、挑発してくる。
罠にはまったホブズは、アザゼルが入り込んだ無実の人間を射殺してしまう。
アザゼルは死んだ肉体を離れると、別の人間の身体へと入っていく。ホブズの状況は益々悪くなり、それは自殺したミラノと似た状況であった。
彼はグレタに電話をかけ、アザゼルは身体を離れた後、数百メートルしか生きられないことを確認する。
翌朝、ホブズはベッドで死んでいるアートを発見する。
TVでは、先日ホブズが射殺したとき目撃証言が報道されている。アザゼルが、彼に不利になるように証言を操作しているのだ。
署から刑事がホブズを迎えに行くと連絡が入ると、ホブズは甥っ子をつれてグレタの家へと向かう。
甥っ子をグレタの元へ預けると、彼はアザゼルと対決するためミラノの山小屋へと車を走らせた。
ラスト結末.ホブズ刑事はアザゼルを退治できた?
ホブズは山小屋でひとりアザゼルを待つ。そこへホブズの上司と同僚ジョーンジー刑事が現れる。
ジョーンジーは上司を射殺する。アザゼルはジョーンジーの身体に入っていたのだ。
ホブズは揉み合ううちにジョーンジーを撃つが、彼は止めを刺さない。すぐにジョーンジーが死ねば、その瞬間にアザゼルが自分に乗り移ってしまうからだ。
ここでホブズは腰を下ろすと、毒の塗られた煙草に火を点けて咥えた。
そして彼はゆっくりと銃をジョーンジーに向ける。二人がこのまま山小屋で死ねば、アザゼルの魂は消滅すると信じて。
「すまない、ジョーンジー」
銃声が響き渡る。ジョーンジーが倒れると、アザゼルはすぐにホブズの身体に入り込む。
しかし毒の回っているホブズの身体は自由が効かない。彼はもがき苦しみ、やがて動かなくなった。
「オレは出し抜かれ、毒を盛られ、殺されかけた…ホブズによってね」
ホブズ刑事の声でそう語る。もちろん声の主はアザゼルだ。
一匹の猫が山小屋の奥から出てくる。猫は倒れているホブズの横をすり抜けると、林の中に消えて行った。
アザゼルは猫に取りついて生き延びたのだ。
「悪魔を憐れむ歌」の感想と考察【デンゼルの作品からあたたかさを感じる理由】
本作の主人公役のデンゼル・ワシントン本作品だけでなく他作品でも、脇役を名前で呼んで冗談を交わす場面が多々あります。
憶測ですがこれは彼のアドリブ。デンゼルはそう言ったシーンに人と人との大切な繋がりを伝えようとしているのでしょう。
彼の出演作品は、観るものをいつも温かい気持ちにさせてくれるものが多いですからね。
90年代アメリカの警察組織、コーヒー、ピザ、事件の捜査、冗談を言い合う仲間たち、バスケットボール、夜の雨。
こういった細やかな演出の素晴らしさに加えて、ストーリー展開の面白さ、出演者の魅力的な演技と、二時間はあっという間に過ぎていきます。
そしてジョーンジー刑事役のジョン・グッドマン。
彼は80年代から活躍しているベテラン俳優で、コミカルな演技からシリアスな演技と幅広い演技力を見せてくれます。特に最後の彼の怪演は必見です。
あと作中の音楽には、ローリング・ストーンズの60年代の魅力的な名曲が使われているので、改めて聴きたくなる人やファンになる方も多いはず。
やっぱり名曲は時が経っても名曲ですね!
それから本作はホラー作品と言われていますが、どちらかと言えばよりミステリー色が強いので、ホラー映画が苦手な人でも十分楽しめますよ。
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