映画『哭声・コクソン』ネタバレあらすじと感想・考察、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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韓国の平和な田舎村に突然やってきた謎の日本人の男。彼が引っ越してきたからすぐに、村では残忍な殺人事件が次々に起こる。
その事件を起こした犯人には「濁った目で肌が湿疹でただれている」という特徴があった。ある日、警察官ジョングは娘に犯人たちと同じような湿疹があるのを見つける。
韓国で700万人もの観客を動員し、大ヒットしたサスペンス映画。観る人によって犯人が誰なのか？解釈が変わるので、観終わった後にそこを話し合うのがすごく楽しいです。
あと日本人俳優の國村隼さんも主要キャストの一人として出演。ふんどし姿で滝に打たれたり、生肉をかぶりついたりと大活躍ですよ。
【参照】『哭声／コクソン』予告篇
韓国人の中で日本人ってこんなイメージなのでしょうか…？
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『哭声／コクソン』作品情報とキャスト
作品情報
「哭声／コクソン」の作品情報は次の通りです。
- 作品名：哭声／コクソン
- 原題：The Wailing
- 公開：2016年
- 監督：ナ・ホンジン
- 脚本：ナ・ホンジン
- 配給：クロックワークス
- 制作国：韓国
- 時間：156分
- 年齢制限：R15+
キャスト
「哭声／コクソン」の主要キャストは次の通りです。
- ジョング（クァク・ドウォン）…村の警察官。妻と娘と平穏に暮らしていた
- 謎の男…村に引っ越してきた日本人。山の中で番犬と暮らす
- ムミョン（チョン・ウヒ）…殺人事件の目撃者。不思議な雰囲気を持っている
- ヒョジン（キム・ファニ）…ジョングの娘。体に殺人事件の犯人達と同じ湿疹が現れる
- ソンボク…ジョングの後輩の警察官
- イサム（キム・ドユン）…ソンボクの甥。日本語を話せる
「哭声・コクソン」のあらすじ・ネタバレ
1．平和な韓国の村で起きた殺人事件
得体の知れないよそ者の日本人である、謎の男（國村準）が村に来た。彼の噂が村中に広がる中、村人が自分の家族を虐殺する事件が多発する。
事件を起こした村人に共通するのは、濁った目をして、湿疹でただれた肌をしていることだった。
村の警察官のジョング（クァク・ドウォン）はこの事件を捜査していたが、彼の前に若い女性ムミョン（チャン・ウヒ）が現れ自分は目撃者だと名乗る。
ムミョンは日本人の謎の男が悪霊だと語り、姿を消してしまう。
ジョングは謎の男を調べることにし、山の中で裸で鹿の生肉を食べている姿を目撃したという健康食品店の店主に道案内をさせるが、途中で恐れをなし引き返したいと訴える。
すると今まで晴れていたにもかかわらず、突然雷が落ち健康食品店の店主は重体になってしまう。衝撃を受けたジョングと後輩の警察官ソンボク（ソン・カングク）は明日改めて調査を続けることにする。
2．愛娘ヒジョンの突然の異変
その晩熱を出していたジョングの愛娘のヒジョン（キム・ファニ）が急に苦しみだし父に助けを求め泣きすがる。
しかし、翌朝になると嫌いなはずの料理をガツガツと食べている。その様子を見て戸惑うジョング。
ジョングとソンボクは助祭でありソンボクの甥のイサム（キム・ドユン）を日本語の通訳として同行させ、謎の男の家に向かうが、何も聞き出せないまま帰ることに。
しかし、ソンボクは謎の男の家でヒジョンの名前が書かれた靴と今回の事件の被害者が撮影された大量の写真を見つけたという。
帰宅後、娘のヒジョンに靴をなくしてないか尋ねるが、身に覚えがないという。娘の体を調べると、事件を起こした村人と同じ湿疹ができていることに気付く。
操られたように凶暴に口汚くなっていくヒジョン。翌日、改めて謎の男の家に向かうジョング。
しかし昨日ソンボクが見たという写真は、燃やされて灰になっていた。激昂したジョングは、イサムに通訳をさせ日本人にこの村から出ていくように伝える。
3．謎の男を車ではねたジョング
凶暴さを増すヒジョンのため母親が祈祷師イルグァン（ファン・ジョンミン）に依頼し、祈祷をしてもらうことに。
イルグァンは悪霊に呪術で念を送る。その時同時に日本人も家で念を送っていた。
非常に苦しむヒジョンを見かねて、ジョングは祈祷を中止するように言う。そしてヒジョンを救い自ら謎の男を追い出すため、山中で彼を探すジョング。
姿が見つからず帰るが、途中の道で偶然居合わせた謎の男をトラックで跳ねてしまう。謎の男が死んでいることを確認し、遺体をガードの下に放り投げ隠した。
祈祷師イルグァンが何かを伝えに戻ってくるが、そこに現れたムミョンを見ると鼻から出血、嘔吐し逃げ出す。
イルグァンはジョングの携帯に電話をするが、ジョングは無視する。日が暮れたジョングの家の前に立つムミョン。
ジョングの家に結界を張ったので鶏が3回鳴くまで決して入ってはいけないという。
その時、まだイルグァンから電話がかかってくる。イルグァンは悪霊は謎の男ではなくムミョンだという。
ふたりを無視してジョングは家の中に入るが、ヒジョン、妻、母親が待つはずの家は凄惨な事件の現場になっていた。
ラスト結末．謎の日本人の男の正体は悪霊？
イサムは謎の男の秘密を暴くために洞窟に入るが、死んだはずの謎の男と出くわす。
謎の男は自分が何者か言ったところで、イサムが自分を悪霊だと思っている考えが変わらないと言う。
そしてその顔は悪霊の顔に変わり、イサムを襲った。
「哭声／コクソン」の感想・考察
ナ・ホンジン監督作品。韓国で700万人近くを動員する大ヒットとなりました。
劇場公開時には全年齢指定でしたが、レンタルではR15+指定になっています。
日本の名優、國村隼が出演しているので普段韓国映画を見ない方にも興味をそそる内容です。
國村隼が鹿肉をふんどし一丁で貪り食う衝撃的なシーンがあり、面白い映画を紹介する漫画「邦キチ！ 映子さん」にも取り上げられました。
謎の男は悪霊だったのか、目撃者の女ムミョンは味方と言えるのか、娘のヒジョンが苦しんだのは祈祷師イルグァンのせいなのか謎の男のせいなのか。
人により様々な解釈の余地を残せる作品なので、謎の男・祈祷師イルグァン・ムミョン、彼の内で誰が犯人なのか？観る人によって事件の犯人は誰なのか異なってきます。
個人的には明らかに金銭目当ての祈祷師イルグァンが犯人であって欲しいですね。
またソン・カングク演じる父親像が魅力的で、雄弁ではないものの娘への愛情が滲み出る様子が伝わります。
その分最後のシーンは悲しいので、実はヒジョンたちが生きていたと私は思いたいです。
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