
『トリハダ劇場版』ネタバレあらすじ結末と感想・考察、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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コールセンターで働くひかりは、妻帯者の恋人との不倫関係と仕事場にかかってくるクレーム電話に悩まされていた。
ある日、そのクレーム電話をかけているのが自分の隣家に住む中年女性であることに気付く…。
フジテレビ系で深夜に放送された人気テレビドラマ『トリハダ』の劇場版(テレビ版はトリハダ6まで制作)。
本作の劇場版もテレビ同様にオムニバス形式で、メインとなるストーリー(谷村美月)にサイドストーリーが絡むという作りです。
作品時間が短い上にサイドストーリーだけで楽しめるので、サクッと観られます。ただわざわざ映画にする必要はあったのか?というのが正直な感想。
個人的に第4話「理想と現実の相違から訪れる闇」(シチューをおすそ分けされる話)が一番ゾワゾワしてオススメです。

『トリハダ劇場版』作品情報とキャスト
作品情報
【参照】トリハダ-劇場版-公式
「トリハダ劇場版」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:トリハダ劇場版
- 公開:2012
- 監督:三木康一郎
- 脚本:三木康一郎、ブラジリィー・アン・山田、八代丈寛、名執健太郎
- 配給:クロックワークス
- 制作国:日本
- 年齢制限:G
- 時間:87分
キャスト
「トリハダ劇場版」の主要キャストは次の通りです。
- 谷村美月(高林ひかり)
- 木南晴夏(由美子)
- 石橋杏奈(小森夕子)
- 松浦祐也
- 古川雄輝
- 笹野鈴々音
- 入来茉里
- 野間口徹
「トリハダ劇場版」ネタバレあらすじとラスト結末
1.クレーマーと交際相手との不倫関係に悩むひかり
ひかり(谷村美月)は自宅の窓ガラスに、誰かの手形がついているのを見て不気味に感じる。
ひかりが勤務しているのは、クレーム対応の部署。毎日同じクレーマーから電話がかかってくるので、ひかりは悩まされていたが、交際相手の健二が妻帯者であることにも悩んでいた。
2.由美子のトランクルームの秘密
一方、自分が借りているトランクルームのところに行った由美子(木南晴夏)は、そこで別のトランクルームを借りている気味の悪い男に遭遇する。
別の日、トランクルームの前を通りがかった由美子は気になって寄ってみた。
そのとき気味の悪い男が、由美子のトランクルームを無理やりこじ開けようとしていたのだ。由美子は近くにあった鉄パイプを握り、男を撲殺する。
由美子のトランクルームには行方不明になった女児や他の遺体をスーツケースに入れて収集しており、その横に今殺した男を入れたスーツケースが増えるのであった。
3.配達員タカシに迫る女
あるとき、宅配の配達員をしているタカシの携帯電話が鳴った。
不在者通知を受け取った女からの、再配達の依頼だった。
タカシがその女の家に行くと、出てきたのは異様な雰囲気の女だった。
その日以降、その女から電話が掛かってくるようになる。「タカシ、会いたい」と言う女。
そしてタカシがいつも利用しているコインランドリーに女が現れ、タカシの服を勝手に触っている。怒ったタカシは、その女を突き飛ばした。
その夜タカシが自宅でシャンプーをしていると、シャンプーボトルの中から、たくさんの血と切断された指が出てきた。
次の日タカシがコインランドリーにいると、女が指のなくなった姿を見せにやってきた。
その翌日、女はタカシが配達中に電話をかけてきて「もうおしまい」と告げた。
その瞬間のこと女タカシの運転する車の前に飛び出してきて、轢かれた。そして女は立ち上がり今にも死にそうな姿で「責任取ってよ」と言って笑った。
4.女子高生のスマホを除いた中年男性
場面は変わり、バスの中で女子高生が携帯電話でメールを打っている。
すると、後ろの席の中年男性が女子高生の携帯電話をのぞき見していた。
女子高生はメールで「うしろのオヤジ、うざい」とメールする。すると「殺っちゃいますか」と返信があった。
前に座っていた男がナイフを手に取って立ち上がり、中年男性の横に座る。女子高生は不気味に笑った。
5.お隣さんからのシチューのおすそ分け
葉子が自宅でカップラーメンを食べようとしていると、男がシチューを作りすぎたからと言って訪ねてきた。
男は隣の部屋に住むカワムラだと名乗る。
葉子は引っ越してきたばかりで、同じマンションに住む住人の顔をまだよく知らない。
最初の日は断ったものの、次の日もそのまた次の日もカワムラはシチューを持ってきたので、葉子はとうとう受け取り食べてしまう。
翌朝テレビでは、舌を切り取られた死体が見つかったと報道されていた。
その直後、自宅の前で隣の部屋の女性に会った葉子は、シチューのお礼を言ったが隣の部屋の女性は一人暮らしだと言った。
急いで部屋に戻った葉子が残りのシチューを確認すると、中から人間の舌が出てきたのだった。
6.カウントダウン
マンションの自室に帰宅した夕子は、ジャケットのポケットに「30」と書かれた紙切れがあるのを見つけた。
翌日は「29」と書かれた紙切れがポケットに入っていた。
夕子が「やめろ」と書いたメモをポケットに入れておくと、「インラン」と書かれて返ってきた。
翌日、夕子は「変態!死ね」と書いてポケットに入れた。すると「11」と書かれて返ってくる。
帰宅すると郵便受箱に10から2まで書かれた紙が入っていた。
怖くなった夕子が自宅に帰ると、廊下に「1」と書かれた紙が置いてあった。
夕子は同僚の女性に相談し、家に来てもらった。その女性が郵便受箱を開けて中を覗く。
するとその瞬間ボーガンが発射され、その女性の額に刺さった。病院でその女性の死亡が確認され、夕子は笑みを浮かべた。
ラスト結末.浮気の代償の保険金
健二の妻である真貴子が「浮気したら殺す」と言って、出勤する健二を見送っていた。
そんな真貴子の元に、株式会社マイルのキタガワと名乗る女性から電話が掛かってきた。
キタガワは健二の死亡を予告し、加入している1億円の保険についても話してきた。
そして真貴子が「お願いします」と答えたとたん、「これであなたが主犯よ」と言って、キタガワは電話を切った。キタガワの正体はひかりだった。
会社を休んでいるひかりが、健二を呼び出す。健二がひかりの部屋に入ると、バスタブに宮脇沙世の死体があった。
宮脇沙世はひかりの隣の部屋の住人だ。
彼女はひかりの勤務会社に執拗に電話してくるクレーマーであり、ひかりのストーカーもしていた。執拗ないやがらせに疲れた彼女は宮脇沙世を殺したのだ。
健二の後ろから「どうしたらいいの?」とひかりが声をかけ彼も殺した。
その後はひかりは、マンションの屋上から身を投げたのだった。
保険金を受け取った真貴子は、通帳を見て笑顔を浮かべた。
「トリハダ劇場版」の感想
世の中で怖いのは幽霊ではなく、人間が一番怖いということがわかる映画でした。
主演の谷村美月さん以外にも、色々な女優さんが順番に出てきたのと、それぞれにストーリーがあったのが良かったですし、オムニバス構成だけど話が少しずつリンクしているので飽きることなく楽しめました。
ストーリーがもしかしたら現実でもあるかもしれないと思えるも良かったです。
個人的に一番好きだった話はおすそわけのシチュー。具材が死体の一部だと考えたらゾッとしました。
役者さんの中では、めちゃくちゃ身長が低い女性を演じた笹野鈴々音さんが怖かったです。
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