『ピエロがお前を嘲笑う』ネタバレあらすじ結末と感想・評価、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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最重要指名手配犯でハッカーのベンヤミンが警察へ出頭した。彼はハッカー組織「CLAY」を結成した経緯と、出頭の理由を女性捜査官ハンネに語り始めた。
彼がどうして警察やマフィアから追われる人間になったのか?そもそも「CLAY」はどんな組織なのか?彼の話の真偽を追いかける内は、ハンネはとんでもない真実にたどり着く…。
最初にベンヤミンが見せる角砂糖を使った手品が、伏線として最後に効いてくるストーリー。
大ドンデン返し系の映画(マインドファック・ムービー)が好きなら、間違いなくハマる作品です。
序盤で絶対にこれはドンデン返しがあるんだろうなと思わせといてからの、さらなるもう一展開には僕もやられました。
ミスリードが巧いのでよく映画を観てる人ほど、きっと騙されますよ(ニヤリ)
『ピエロがお前を嘲笑う』作品情報とキャスト
作品情報
参照映画『ピエロがお前を嘲笑う』予告編「ピエロがお前を嘲笑う」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:ピエロがお前を嘲笑う
- 公開:2016年
- 原題:Who Am I – No System Is Safe
- 監督:バラン・ボー・オダー
- 脚本:バラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーゼ
- 配給:ファントム・フィルム
- 制作国:ドイツ
- 年齢制限:PG12
- 時間:106分
キャスト
「ピエロがお前を嘲笑う」の主要キャストは次の通りです。
- ベンヤミン(トム・シリング)…本作の主人公の天才ハッカー。警察へ出頭する
- マックス(エリアス・ムバレク)…ベンヤミンとハッカーグループ「CLAY」を結成
- シュテファン(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング)…「CLAY」の一員でハッカー
- パウル(アントニオ・モノー・Jr)…「CLAY」の一員で慎重な性格
- マリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)…ベンヤミンの同級生。彼の初恋の相手
- ハンネ・リンドベルク(トリーヌ・ディルホム)…ユーロポールの女性捜査官
「ピエロがお前を嘲笑う」ネタバレあらすじとラスト結末
1.警察へ出頭した最重要指名手配ハッカーのベンヤミン
最重要指名手配ハッカーのベンヤミン(トム・シリング)が出頭する。
彼はユーロポールの女性捜査官ハンネ(トリーヌ・ディルホム)を指名し、彼女に語り始めた。
不遇な少年時代を送り、14歳でコンピューターに目覚めると、ハッカー界のスターMRXを敬愛し、ダークウェブの世界にハマっていった。
彼はハッキングはトリックだと言い、ハンネの前で4つの角砂糖を手に取り3つを消して見せた。
今から数か月前のこと。ベンヤミンは、中学時代の初恋相手マリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)のために大学の試験問題をハッキングしようとして捕まり、社会奉仕活動を命じられる。
そこで出会ったのがマックス(エリアス・ムバレク)だった。彼はベンヤミンとは正反対の野心家だ。
マックスは、シュテファン(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング)とパウル(アントニオ・モノー・Jr)という凄腕のハッカーと引き合わせた。
ベンヤミンは彼らに腕を認められると、4人でピエロの面を被り「CLAY(クレイ)」というハッカーチームとして活動を始めた。
2.濡れ衣を着せられるCLAYのメンバー達
CLAYは金融業界から製薬会社、新聞社など次々と攻撃し、面白可笑しく世間を騒がせて、人気を博していった。
マックスは常にハッカー界のスターであるMRXの動向を気にしていたが、相手にされないどころか、「CLAYは無害で小物」と記されたユーロポールの捜査資料を送りつけられ激怒する。
そこで4人は、攻撃不可能とされる連邦情報局のシステムを狙う。
情報局のサーバールームに忍び込み、大々的に犯行声明を出して立ち去った。
その後クラブで成功を祝うが、ベンヤミンは、マックスとマリがキスをしているところを目撃してしまう。
ベンヤミンは腹いせに、情報局でこっそり盗んでいたデータをMRXに送った。
ところが翌日、ロシアのサイバーマフィア「フレンズ」のハッカーの死体が、情報局のデータとともに発見され、CLAYが疑われることとなってしまう。
ベンヤミンはメンバーに事の次第を明かし、サイバーマフィアや殺人事件までもが絡んだことで4人は動揺するが、濡れ衣を晴らすためMRXの正体を暴くことにする。
3.ベンヤミンが出頭した理由
ベンヤミンはMRXと再び接触し、ユーロポールにトロイの木馬を仕込むよう命じられる。
4人は、そこにMRXの端末に侵入できるトリックを密かに仕掛けることにした。
ユーロポールへ潜入したベンヤミンは罠を仕掛けるが、それはMRXに見抜かれており、逆にベンヤミンの正体がばれ、サイバーマフィアに追われてしまう。
逃げ切ってホテルの部屋へ戻ると、マックスら3人は銃殺されていた。
そしてベンヤミンは出頭。
彼はハンネに、MRXとロシアのサイバーマフィア「フレンズ」の情報と引き換えに保護を求めたのだ。
ベンヤミンの巧みな作戦により、MRXは逮捕された。
ラスト結末.本当にCLAYは4人だったのか?
ベンヤミンには証人保護が適用されることになったが、ハンネは何か穴があると引っ掛かり、独自に調べ始めた。
マリに会うも、彼女は中学以来ベンヤミンに会っていないと言う。
一家の主治医からは、自殺した彼の母親が多重人格であり、遺伝性があることも知らされる。
そして3人の死体は発見されていない。
ハンネは、CLAYという組織にはベンヤミン一人しかいなかったことを突きつけた。
しかし精神疾患のため証人保護が無効となりベンヤミンが怯える姿に、ハンネはハッキングをさせて保護を与えベンヤミンを逃がした。
その後、彼が残したトリックの4つの角砂糖を見て、ハンネは真実に気付いた…。
シーンは変わり客船の甲板。そこには新しい身分を得たベンヤミンがいた。
そこにマリ、そしてマックス、シュテファン、パウルも現れる。
彼らは全員が逃げ切るために綿密な計画を練り、警察へトリックを仕掛けたのだった。
ベンヤミンは、彼女(ハンネ捜査官)はもう気付いているだろうと言った。
「ピエロがお前を嘲笑う」感想と評価【ミスリードが上手すぎ】
どんでん返しのどんでん返しに見事に騙されました。伏線の見せ方が巧みで、構えて見ていると尚更、まんまとミスリードされます。
ウェブの世界を地下鉄の車内に例えた演出が、映像的にも面白く、サイバー系はともすれば難しくて退屈になりがちですが、分かりやすく単調にならず楽しめました。
最後に鍵を握るのが「情」というところに、個人的には痺れました。
ただ主人公とマックス以外のキャラクターが活かし切れていない印象で、4人のチーム構成はもう少しメリハリが欲しかった気がします。
マリもせっかく綺麗な女優さんなのに、女性として共感できる魅力が感じられず少し残念でした。
ストーリーはとてもしっかりと練られているので、ハリウッドリメイク版も楽しみです!
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