
『バタフライルーム』ネタバレあらすじ結末と感想・評価、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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蝶の標本作りが趣味の老女アン。彼女はショッピングモールでアリスという少女に出会う。
自分を母親のように慕うアリスに徐々に愛情を注いでいくアン。しかしその愛情は徐々にいびつなものとなり、アリスを手に縛りつけるなどの行為におよんでいく。
ある日、アリスが別の女性といることを目撃したアン。それがきっかけとなり、アリスの歪んだ愛情が暴走する…。
アン役のバーバラ・スティールのサイコパス的な怖さばかりが注目されがなホラーですが、何気に他の登場人物達もヤバいです。
そのため被害に合う人物たちに同情・共感があまりできず、思ったほどの恐怖感はありませんでした。
あとアンの内面や生い立ちを見せてくれればもっと作品自体に入り込めたと思うので、そこは少し残念。
キャスティングの豪華さや、役者の演技は悪くないのにもったいない!
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『バタフライルーム』作品情報とキャスト
作品情報
「バタフライルーム」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:バタフライルーム
- 公開:2012年
- 原題:The Butterfly Room
- 監督:ジョナサン・ザラントネロ
- 脚本:ジョナサン・ザラントネロ、パオロ・グエリエーリ、ルイジ・サルディエロ
- 制作国:イタリア・アメリカ合作
- 年齢制限:無し
- 時間:87分
キャスト
「バタフライルーム」の主要キャストは次の通りです。
- アン(バーバラ・スティール)…老女。蝶の標本作りが趣味
- アリス(ジュリア・パットナム)…ショッピングモールでアンが出会った少女
- ジュリー(エレリー・スプレイベリー)…アンが新たに愛情を注ぐ少女
- クローディア(エリカ・リーセン)…ジュリーの母親。シングルマザー
- ドロシー(ヘザー・ランゲンカンプ)…アンの娘。幼い頃、アンから虐待を受けた
「バタフライルーム」のネタバレあらすじと結末
1.老女アンと少女アリスの交流
一人暮らしの老女アン(バーバラ・スティール)は、蝶の標本作りが趣味だった。一ヶ月前、アンはショッピングモールでアリス(ジュリア・パットナム)という少女と出会う。
お金を盗まれたというアリスに、アンは人形を買ってやった。
その後家を訪ねて来るようになったアリスに、アンは蝶の標本を見せ、フランス語を教えた。母親のように慕われるとアンは気をよくし、アリスは小遣いを無心した。
アンは次第に、左利きの矯正のために手を椅子に縛り付けるなど、アリスに厳しくするようになる。
アリスがもう来ないと言うと、小遣いを多く渡すのだった。
ある時アンは、アリスが見知らぬ女性と親しげにしているところを見かけ動揺する。
アリスに聞いても何も答えなかった。
2.アンの新しい矛先は処女ジュリー
それから一か月後の現在。
アンは、アパートの隣の部屋に住むシングルマザーのクローディア(エリカ・リーセン)から、旅行に行っている間、娘のジュリー(エレリー・スプレイベリー)を預かってほしいと頼まれる。
アンはジュリーにアリスを重ね、かいがいしく世話を焼いた。
ジュリーは『蝶の標本室バタフライルーム』でアンがアリスに語りかけているのを覗き、女の子がいると興味を持つが、アンは部屋に入れようとしなかった。
ある時、アンはジュリーの学校で、娘のドロシー(ヘザー・ランゲンカンプ)と思わぬ再会をする。
ドロシーは、ジュリーを気にかけてアンの家を訪ねるが、母に対して激しい憎悪を抱いており、折り合いがつかず怒って帰っていった。
3.アリスを自分のものにするためのアンの異常行動
一方、アリスが別の女性といたことに不審を抱いたアンは、アリスを尾行し、オルガという女性から大金を受け取り一緒に車に乗るのを目撃する。
アンはアリスの家を訪ね、アリスが複数の女性に金をたかっていると母親に話すも、母親は意に介さず孤独な女性を助けているのだと言った。
アンはエレベーターの段差から母親を下へ突き落とし、さらにモールのトイレでオルガ(アリスにお金を渡していた女性)をも殺した。
それでも思い通りにならないアリスに怒りをぶつけ、小遣いを倍にするとすがるが、アリスは州を離れ叔父に引き取られると言う。
アンはあなたを愛しているのは自分だけだと言い、アリスにクロロホルムを嗅がせた。
ラスト結末.バタフライルームの秘密
旅行から戻ったクローディアに、ドロシー(アンの娘)は警告し自身の少女時代を明かした。
経血を不潔だと言われ、浴槽の湯に頭を押し付けられたドロシー。母アンの異常な言動により、彼女は大きなトラウマを抱えていたのだ。
ジュリーはすっかりアンに言いくるめられており、それを知ったクローディアはドロシーを頼り電話をかけるも留守だった。
アンのところに怒鳴り込むと、アンはクローディアの頭を殴り浴槽で溺死させた。
ジュリーはクローディアを探してバタフライルームに入り、蝶のように手を広げ標本になったアリスの姿を発見する…。
アンがクローディア(ジュリーの母親)の死体を部屋に投げ込むと、ジュリーは叫び声をあげ自分の家に逃げ、慌てて受話器を取るが「お行儀の悪い子!」とアンが恐ろしい形相で追ってくる。
その時リダイヤルボタンが押され、電話はドロシーにかかった。
アンは「私がママよ!」と言い壁を叩き壊した。
ジュリーはアパートの外に逃げ出し、それを追うアンの目の前で車が急ブレーキをかけた。
それはドロシーの車だった。
そして彼女はそのままアクセルを踏み込んだ。
その後、ジュリーはドロシーに引き取られ、平穏な生活が訪れた。
しかし息子を執拗に構うドロシーは、かつての自分のように拒絶する息子の態度に、自分と母を重ね凍りつくのだった。
「バタフライルーム」の感想と評価
アンおばさんのビジュアルが強烈すぎてホラーでした。さすが「ホラーの絶叫クイーン」バーバラ・スティールです。
「現代の絶叫クイーン」といわれるエリカ・リーセンや、「エルム街の悪夢」のヘザー・ランゲンカンプなど、ホラーファンには堪らないキャスト。
アンは冒頭からサイコなので、事の顛末(てんまつ)は容易に予想ができますし、都合のよすぎる展開もありますが、巧みな時系列の交錯で、先へ先へと引き込まれました。
アンは確かに異常ですが、気の毒にも感じます。アリスは悪い子だし、誰よりも子どもに注意を払っていたし、最後はドロシーの車にはねられそうになったジュリーを助けています。
ただのサイコパスではなく、アン自身のドラマがもう少し描かれていたら、物語に深みが出たのではないかと感じました。
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