
『…and LOVE』ネタバレあらすじ結末と感想・評価、さらに無料動画の視聴方法をこちらでは紹介します。
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グラビアアイドルとしてトップクラスの人気を誇るアン。
しかし年齢が30歳をすぎた今、どんな仕事に対しても完全燃焼できずグラビアアイドルとして活動していく苦悩を感じていた。
その影響もあって恋人ツバサとの関係も上手くいかない。何か自分を変えたい彼女はあと1年しかグラビアはしないと決意する…。
杉原杏璃の自伝的小説を映画化した作品。
フィクションと実話が混じり合った内容ですが、グラビア界の闇の部分についてはきっとこういうことは実際にもあるんだろうなと思わせるリアリティがありました。
華やかなに見える芸能界もカーテンをめくって裏側を見れば、きっとこんな風にドロドロなんでしょうね。
氷を使った愛撫&目隠しプレイ&水着などのお色気シーンあり、さらに杉原杏璃以外のグラドルも出演しまくりなのでグラビア好きにもオススメ。
『…and LOVE』作品情報とキャスト
作品情報
「…and LOVE」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:…and LOVE
- 公開:2016年
- 原作:杉原杏璃
- 監督:松田圭太
- 脚本:高橋ナツコ
- 配給:アイエス・フィールド
- 制作国:日本
- 年齢制限:PG12
- 時間:92分
キャスト
「..and LOVE」の主要キャストは次の通りです。
- アン(杉原杏璃)…本作の主人公。トップグラビアアイドル
- ツバサ(鈴木勤)…アンの恋人
- ユウコ(肘井美佳)…アンの友人
- カズマ(鈴木貴之)…商社に務めるエリートサラリーマン。バーでアンをナンパする
- カネオカ(甲本雅裕)…アンのマネージャー
「…and LOVE」のネタバレあらすじとラスト結末
1.あと1年でグラビアアイドルを引退
主人公アン(杉原杏璃)は恋人のツバサ(鈴木勤)に抱かれながら、ぼんやり考える。
20代半ばでグラビアアイドルに転向してからというもの、出来ることは全部してきたつもりだ。アンはグラドルの中でもトップクラスの人気を得ていた。
しかしいつも自分の居場所を探しているようで、どこか不完全燃焼なのだ。30歳を過ぎたアンは、自分の中の変化に戸惑いを感じつつも、その正体を掴むことが出来なかった。
アンは目隠しを外し、ツバサとの行為を中断した。そして、明日早いからという理由でシャワーを浴びる。
アンは、あと1年でグラビアアイドルを引退する決意をした。しかしあと1年と思うと気合が入り過ぎ、親友のユウコからも「ファンのことを意識し過ぎなんじゃない?」と心配される。
しかしあの頃には、もう戻りたくないのだ。アンはデビューしたばかりの頃を思い出す。
2.グラドルとしてデビューした頃のアン
25歳という年齢は、グラドルにとって決して若くない。デビュー当時、マネージャーのカネオカ(甲本雅裕)と出版社に売り込みに行ったアンは「何か売りがないと」と断られてしまう。
アンは帰り道で自分のフォローをしてくれなかったカネオカを責め立てるが、逆に「お前にしかできない何かがあるのか?」と問われる。
またカネオカはアンに、夢や目標はあるのかと尋ねた。アンは、青い海のようなグラビアアイドルになりたいと答える。
アンは帰宅前に中年夫婦の営む惣菜屋に立ち寄った。夫妻は落ち込んでいるアンに優しい言葉をかけ、惣菜代をタダにした。
帰宅後、惣菜を綺麗に盛り付けしたアンは食事を始めるが、その日の出来事を思い出し途中で泣き出してしまう。
アンは自宅の海の写真を眺めながら、自身のブログもこの青い海みたく皆に見てもらえるようがんばろうと思う。
ブログを毎日更新するとアクセス数は次第に増え、遂には50万PV(閲覧数)まで達した。アンがカネオカにこれを報告すると、カネオカも喜び「すぐに売りに行くぞ!」と言う。
先日の出版社へ再び出向くと、担当者はブログのアクセス数に驚き、アンは巻頭グラビアを飾ることとなった。それ以降、アンに対する仕事のオファーは増え続けた。
3.30代グラビアアイドルの苦悩
仕事が上手くいき始めても、グラドルの悩みは絶えない。他のグラドルは、アンに対して意地悪だった。
そんな時アンはいつもの惣菜屋に行き、元気をもらう。仲の良い惣菜屋の夫婦を見ていると、アンはツバサのことを思い出した。ツバサは仕事を辞めて、僕と結婚しないかと言ってくれたのだ。
そんな折、小学校時代からの友人であるユイから電話が入る。ユイは昔のアンの声は綺麗だったのに変わったと言った。
ファンの視線を意識するあまり自分の声を失ってしまったのか?アンはこの友人の言葉が忘れられなかった。そこで夜中に友人ユウコ(肘井美佳)を呼び出し、バーでこの悩みについて話す。
またファンの握手&サイン会の日、アンは常連ファンの名前を思い出せず若い男性ファンを怒らせてしまう。
別のファンからは高価な指輪をプレゼントされ、動揺した。彼は自分の名前を書いた婚姻届までもアンに渡したのだ。決して良い思い出ばかりではない。
あと1年でグラビアを引退すると決めてから、半年以上が過ぎていた。バーで溜息ばかりつくアンに、一流商社に勤めるエリートのカズマ(鈴木貴之)が声を掛ける。
引退を決めてから恋人のツバサとも会っていなかったアンは、常に確かな助言をくれるカズマに惹かれ始めた。しかし一見大人に見えたカズマも、結局はアンとの肉体関係にしか興味がないと分かり落胆する。
アンはブログに「今日はちょっと辛いことがあった」と投稿した。するとたちまちファンから、励ましや慰めのコメントがコメントが寄せられる。
しかし反対に「あざとい」などの誹謗中傷の声も上がり、アンは余計に傷付く。
ラスト結末.自分の声を取り戻すアン
ある日ユウコといつものバーでお酒を飲んでいる時、ツバサからの電話が鳴る。
ツバサはアンのブログを読み、心配して電話をしてきたのだ。ツバサとは半年以上会っていなかった。
以前からユウコはアンに「年下のツバサは甘え上手で、アンは甘えられるとダメになるタイプ」と言い、付き合うのはやめた方が良いと警告していた。しかしアンは、ツバサにのめり込んでいったのだ。
別の日、アンはこれが最後と決めツバサに会いに行った。ホテルで抱き合う2人。ツバサはアンを抱きながら涙を流した。
アンもツバサと別れ一人になった時、泣いた。泣きながら、全てが終わったら自分の本当の声を思い出せるかなとつぶやく。
それからまた半年が経った。あと1年で引退と決めた最後の日、アンはお気に入りの白の水着を身に着ける。グラドルクイーンコンテストで引退宣言をするアンは、ようやく自分の声を取り戻した。
「…and LOVE」感想・考察と評価【グラビアの業界の闇が見える作品】
『…and LOVE』は、グラビアアイドルである杉原杏璃の書いた自伝的小説が映画化されたものです。
主人公の名前は杉原アンであり、これを杉原自身が演じています。とは言えども、杉原杏璃は本作品公開後もグラドルとして活動を続けており、これは完璧な実話ではありません。
実話の中に時々フィクションが入り混じるスタイルですが、グラドル仲間からのいじめや突如怒り出すファンのエピソードなどはまるで業界の闇を垣間見るようで、真偽を確かめたくなるような内容ばかりです。
本作品では引退を決意したアンが、過去を回想するスタイルでストーリーが進行します。これといって大きな出来事は起こりませんが、30歳前後の女性の持つ迷いや挫折が分かりやすく描かれていると言えるでしょう。
特に印象的なのはアンが地元の友人から、声が変わったと指摘されるシーンです。
ファンからの視線を気にし過ぎて、本当の自分を見失ったのではないか?と不安になるアンには妙なリアリティがあり、多少なりとも共感せずにはいられません。
と同時に、本来の自分が見えなくなり突如自分探しを始める主人公に対して、ある種のもどかしさや居心地の悪さも感じられます。
エンディングは、アンが本当の自分の声を取り戻すという希望のある着地なので救いはありました。
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