
『二ツ星の料理人』ネタバレあらすじ結末と感想・解説・評価、さらに動画フルを無料で視聴する方法をこちらでは紹介します。
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『二ツ星の料理人』作品情報とキャスト
作品情報
「二ツ星の料理人」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:二ツ星の料理人
- 制作:2015年
- 原題:Burnt
- 監督:ジョン・ウェルズ
- 脚本:スティーブン・ナイト
- 配給:KADOKAWA
- 制作国:アメリカ
- 年齢制限:G
- 時間:101分
キャスト
「二ツ星の料理人」の主要キャストは次の通りです。
- アダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)
- エレーヌ(シエナ・ミラー)
- ミシェル(オマール・シー)
- トニー(ダニエル・ブリュール)
- マックス(リッカルド・スカマルチョ)
- デヴィッド(サム・キーリー)
- アンヌ・マリー(アリシア・ヴィキャンデル)
「二ツ星の料理人」ネタバレあらすじとラスト結末
1.嫌われ者な二つ星の料理人
主人公アダム(ブラッドリー・クーパー)は、腕の良いシェフである。アダムはパリのジャンリュックの店で10年間修業を積み、料理長にまでのし上がる。
彼は二ツ星の料理人であったがそれらを全てぶち壊し、アメリカのルイジアナに渡った。
その後、自分自身への罰として3年かけて牡蠣の殻を100万個剥く。その後アダムはロンドンへ行き、トニー(ダニエル・ブリュール)が経営するホテルに宿泊した。
アダムはトニーに彼のホテルのレストランで料理長をやりたいと言うが、歓迎されなかった。
アダムは過去に酒やドラッグ、女性関係などさまざまな問題を起こしている。そのせいで、彼は周囲から避けられていた。
一方アダムは、知人から恩師であるジャンリュックが亡くなったと聞き、ショックを受ける。
このところトニーの店の料理は、どれも中途半端であった。アダムはダメな店を潰すことで有名な影響力のある料理評論家のシモーネを利用し、トニーの店で働くアイディアを思いつく。
シモーネをわざわざトニーの店に行かせ、アダムがピンチを救うというシナリオを実行したのだ。
トニーのホテルは、実は彼の父親名義のものである。アダムはこのホテルの店を三ツ星レストランにして、弱りかけている彼の父親を喜ばせたいと説得した。
アダムは店をリニューアルするにあたって、メンバーを集める。料理人のマックス(リッカルド・スカマルチョ)やミシェル(オマール・シー)らだ。
服役中であったマックスは釈放される。またジャンリュックの店で共に働いたミシェルからは恨まれていたが、彼は仕事を紹介すれば仲直りすると言った。
アダムは過去にミシェルの独立を妬み、彼の店にネズミを放したことがある。
2.シングルマザーのエレーヌとの出会い
トニーはアダムにレストランのシェフを任せるにあたり、週1回精神分析医のところに通ってもらうことを条件とした。
ドラッグとアルコールの検査をするためだ。精神分析医は、トニーの友人の女性だった。彼女はアダムにグループセラピーを薦めるが、彼はこれを断る。
レストランの準備は着々と進められた。店の名前は「ランガム」。
一方アダムはパリの売人ボナシスから借金を抱えており、脅迫の手紙がトニーの元へ届く。
またアダムは他のレストランで働くエレーヌ(シエナ・ミラー)にも声を掛けていた。しかし彼女は今の職場が気に入っていたので、アダムからの誘いを断る。
アダムは彼女の店に根回しをし彼女の職を奪うという卑怯なやり方で、エレーヌをメンバーとして呼び寄せた。
エレーヌは激怒するが、最終的には給料を3倍にするという条件で納得する。エレーヌは、シングルマザーなのだ。
レストラン「ランガム」のオープン初日は散々だった。新聞には評判を落とすような記事が載り、初日であるにもかかわらず4テーブルも来ない客があった。
これによりアダムは機嫌が悪く、動きの悪い料理人を怒鳴りつけたり、料理の乗った皿を次々投げつけたりした。アダムの不機嫌はどんどんエスカレートし、攻撃的になる。閉店後も次々とスタッフを責めるアダムに、エレーヌはブチ切れて店を辞めた。
トニーは、エレーヌにもう一度考え直してもらうよう説得する。エレーヌは、新しい真空調理機を店に導入することを条件にこれを受け入れた。
その後、タイムズから高評価を得ることで店の料理の評判は上がる。
アダムの友人であるリースは悔しくて、自分の店の家具を破壊した。リースはアダムをライバル視しているが、彼はもう既に三ツ星シェフであった。
3.過去の同僚ミシェルの裏切り
一方アダムとエレーヌは、徐々に心の距離を縮めていった。
ある日、エレーヌは幼い娘の誕生日に休みを貰えないか?と訊ねる。しかしアダムの答えはノーだった。
精神分析医はアダムの完璧主義を指摘し、助言をする。またアダムは厨房でも孤独であり、まかないを皆で食べることはなかった。
エレーヌの娘の誕生日は、トニーが気を利かせ娘をレストランへ招待する。娘はアダムの作ったバースディケーキを、2番目だと言った。
またアダムはリースの店の再会を祝うパーティーに招待され、エレーヌに同伴してもらう。
会場ではジャンリュックの娘であり、過去の恋人であるアンヌと再会した。翌朝市場でエレーヌに会ったアダムは、その帰り道彼女にキスをした。
しかし互いの過去を話し良い雰囲気となった2人を、借金の取り立てに来たボナシスが待ち受けていた。
ボナシスと2人きりになったアダムは、彼から暴行を加えられる。その後、アダムは負傷したまま店に戻った。そんな時に限って、店にミシュランの調査員らしき2人が来ていると知らされる。
アダムは無理をしてシェフとして指示を出したが、ソースが辛過ぎるという理由で料理を戻されてしまう。
ソースを担当したのはミシェルであり、彼はアダムへの復讐の意味を込めてわざと辛子を多く入れたのだ。ミシェルは店を去った。
ラスト結末.仲間達の協力
三ツ星シェフへの夢が遠のいたアダムは絶望の淵に追いやられ、止めていた酒を飲んだ。
泥酔したアダムはライバルであるリースの店に行き暴れまくり、死のうとするがリースがこれを助ける。
翌朝リースの作ったオムレツを食べながら、2人は和解する。
借金はアンヌが全て返済してくれ、ジャンリュックの形見のナイフを受け取った。
アンヌは返済について「私の借金のようなもの」と言う。またエレーヌとトニーの話で、昨日来たお客はミシュランの調査員ではなく、セールマンであったと分かった。
周囲の人の温かい援助や、救済によりアダムは大きく変わった。特にアダムにとって、シモーヌの存在は大きい。後日本物のミシュランの調査員が来店した際、アダムは冷静かつ穏やかに対応した。
皆と笑いながらまかないを食べるアダムは、これまでにない笑顔を見せる。
「二ツ星の料理人」感想・評価・考察【結果だけでなく過程も大切】
料理がテーマの本作品は、劇中の食事の盛り付けが美しくおいしそうで空腹やダイエット中に観ると危険です笑
劇中では、一流のレストランだけでなくフードトラックの食べ物のカットなども魅力的にさし込まれています。高級レストランで味わうディナーだけが、おいしい食事ではありません。
主人公アダムは、ドラッグや酒に溺れるという悲しい過去を持っていました。彼は自分自身に完璧を求めるがゆえ、他人にも優しくなれません。
平気で皿を投げ、人に怒鳴りつける高慢なシェフ。物語はそんなアダムがエレーヌという1人の女性に出会うことで、人生のどん底から這い上がるという筋書きになっています。
劇中では、アダムの店が三ツ星を取れたかどうかの具体的な表現がありません。
これはアダムが三ツ星シェフになれるかどうか?ではなく、料理を通じてどのような人生が送れるようになったかに、焦点が当てられているからでしょう。
バーガーキングのシーンでアダムは「ゴールは同じだが、新しい道を試さなければ」と言っています。
たとえ結果は同じでも、どのようなスタンスを取るかが重要であるという素敵なメッセージですよね。アダム自身には決して共感はできないか、彼の仕事の取り向きはカッコいいと感じました。
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