
映画『ゲティ家の身代金』のネタバレあらすじ結末と感想・解説・評価、さらに動画フルを無料で視聴する方法を紹介します。
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ゲティ家の身代金』作品情報とキャスト
作品情報
「ゲティ家の身代金」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:ゲティ家の身代金
- 制作:2017年製作
- 原題:All the Money in the World
- 監督:リドリー・スコット
- 脚本:デビッド・スカルパ
- 配給:KADOKAWA
- 制作国:アメリカ
- 年齢制限:R15+
- 時間:133分
キャスト
「ゲティ家の身代金」の主要キャストは次の通りです。
- ゲイル・ハリス(ミシェル・ウィリアムズ)…誘拐されたポールの母親
- ジャン・ポール・ゲッティ(クリストファー・プラマー)…ドケチの大富豪。誘拐されたポールの祖父
- フレッチャー・チェイス(マーク・ウォールバーグ)…元CIA。現在はゲッティの部下
- ジョン・ポール・ゲティ3世(チャーリー・プラマー)…誘拐された大富豪ゲティの孫
- チンクアンタ(ロマン・デュリス)…ポールを誘拐した犯人
- ジョン・ポール・ゲティ2世(アンドリュー・バカン)…大富豪ゲティの息子。誘拐されたポールの父親
映画「ゲティ家の身代金」ネタバレあらすじとラスト結末
1.石油王の孫が誘拐され身代金1,700万ドルを要求された!
1973年、大富豪ジャン・ポール・ゲッティ(クリストファー・プラマー)の孫ポール(チャーリー・プラマー)が誘拐される事件が起きる。
ゲッティは、石油ビジネスでの大成功により一代で富を築いた世界一の資産家である。
ゲッティの息子、すなわちポールの父は金を手にしたことで酒とドラッグに溺れて家族を捨て、ポールは母ゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)と兄弟とともに暮らしていた。
さっそく母のもとに誘拐犯のチンクアンタ(ロマン・デュリス)という男から連絡が来て、身代金1,700万ドルを要求される。
すでにゲッティ家との関わりを断っていたゲイルにはそんな大金は用意できず義父ゲッティを頼るが、「支払えば他の孫も身代金目的で誘拐される」と主張し、支払いを拒む。ゲッティは徹底した倹約家でもあったのだ。
高価な美術品に毎日大金をはたく一方で、孫の身代金を出し惜しみするゲッティに怒りを隠せないゲイル。
ゲッティは金を払わずに解決を図ろうと、元CIAの優秀な部下チェイス(マーク・ウォールバーグ)を呼び寄せポールの救出を依頼する。
チェイスとゲイルは警察と協力してポールの捜査に乗り出すのだった。
2.誘拐犯を突き止め、アジトに乗り込む
チェイスはポールの知り合いと名乗るグループから、以前ポールが狂言誘拐の計画を立てていたという話を聞かされ、今回もそうではないかと疑い始める。
しかし本当に誘拐されているポールはつらい監禁生活を強いられていた。
ある日、マスクをかぶり忘れた誘拐犯の顔を見てしまい、焦った犯人に銃を向けられる。必至で命乞いをするポールだったが、次の瞬間銃声が鳴り響いた。
ポールの遺体が発見されたと警察から連絡を受けたチェイスとゲイルは慌てて確認に向かうが、別人と分かり安堵する。
それはポールに顔を見られた誘拐犯の遺体だったのだ。
警察はその身元から彼の仲間を特定し、彼らのアジトを襲撃する。
しかし、ポールはすでに投資家の男の手に渡っていた。身代金がなかなか手に入らずしびれを切らした誘拐犯が売ったのだ。
今度の相手は前回よりもタチが悪そうだと考えたチェイスは、ゲッティに支払いに応じるよう強く促す。しかし「無駄遣いはしない」と断固拒否するゲッティ。それでも美術品の収集はやめないのだ。
一方、ポールはわざと火事を起こして脱出に成功する。ポールに同情を示す誘拐犯の一人チンクアンタは彼が逃げるのを見逃し、ポールは何とか交番へたどり着いた。
しかし警察までもが投資家に牛耳られており、ポールはあえなく連れ戻されるのだった。
チンクアンタとの交渉が継続する中、チェイスは交渉の腕を見せ減額にこぎ着ける。
ゲイルは以前ポールがゲッティからもらったアンティークの像のことを思い出し、オークション会社へと持ち込む。
しかし120万ドルの価値があると聞いていたその像は博物館の土産物屋に並ぶ15ドルの商品と分かり、ゲイルはほとほと呆れるのだった。
3.ポールの耳が送られてくる
身代金がいっこうに支払われないことに業を煮やした投資家は、ポールの耳の一部を切り落とし新聞社に送りつける。
ポールに危害が加えられたことを知ったゲッティは、ついに身代金の用意に動き出す。
しかし身代金にまでしっかりと節税対策をしてくるゲッティはさらにゲイルに対し、ポールを含めた子供全員の親権を息子に譲るよう条件を付けてきた。
ポールの命には替えられないとゲイルはそれに応じるのだった。
チェイスの巧みな交渉術により身代金は400万ドルまで下がっていたが、控除できるのは100万ドルまでと分かり300万ドルの不足が判明する。
しかしゲイルはここで強気の作戦に出る。400万ドルを支払うと記者会見で発表したのだ。
ゲッティは事情を聞こうとチェイスを呼び寄せるも、ついにチェイスにまで愛想を尽かされ「世界の誰より金持ちでもみじめなクソ野郎だ」と罵倒されてしまう。
チェイスに見限られたことがよほどショックだったのか、ゲッティはゲイルから奪った親権を返し、身代金も全額手配したのだ。
ラスト結末.遂にポールが解放される
身代金が用意できたゲイルとチェイスは金を渡し、ようやくポールが解放される。しかし警察の追っ手に気付いた投資家はポールを探し出して殺すよう指示。
ポールは助けを求めて街をさまよっていたところ、誘拐犯の一味と出くわすも、チンクアンタの機転で難を逃れ、その後ようやくゲイルとチェイスに保護された。こうして長い誘拐劇が幕を閉じたのだ。
ちょうどその頃、ゲッティは自宅でひとり、寿命が尽きる瞬間を迎えていた。
その後、ゲイルと子供たちはゲッティが残した莫大な遺産を相続したが、その多くを慈善事業に寄付。
ゲッティが収拾した多くの美術品は、のちのゲッティ美術館の礎となった。
映画「ゲティ家の身代金」感想・評価・考察【チャーリー・プラマーは人気が出そう!】
実話ということで早速いろいろググってみたところ、確かに実際のポールの耳も一回り小さくなってました!
とそれはさておき、ポールはその後も波瀾万丈な人生だったようで、10代で子供ができて離婚して、酒とドラッグにも溺れ、20代半ばでアルコールによる肝不全と脳梗塞を起こして、その後視力もほどんどなくなり、重い障害をかかえたまま55才で亡くなったと…。
「大富豪の一族」ゆえの難路もあるのでしょう。
ゲッティもゲッティで、5人の女性と結婚し、内4人の間に5人の子供がいてと、こちらもバタバタした人生だったようです。
人に対する情の稀薄さは成功者としての天性なのかも知れませんね。
本作ではそこまでは描かれていませんが、凡人とは掛け離れたゲッティの冷徹さを淡々とした演出で上手く映し出してました。
この映画、クリストファー・プラマーやミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグといったそうそうたる俳優が出てますが、個人的にはポール役のチャーリー・プラマーにも注目してもらいたいところです。
先日観た「荒野にて」で初めて目にし、ひとつひとつの仕草がすごく丁寧で繊細な俳優さんだなぁ、なんて惚れ惚れしてたら、同作品でベネチア映画祭新人賞を獲ってたようです。
映画「荒野にて」ネタバレあらすじ結末と感想・評価【無料動画フル】
日本ではまだ「掘り出し物」レベルですが、今後一気に来るかも知れませんね。
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