
映画『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』のネタバレあらすじ結末と感想・解説・評価、さらに動画フルを無料で視聴する方法を紹介します。
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『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』作品情報とキャスト
作品情報
参照『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』日本版予告
「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー
- 制作:2017年製作
- 原題:A Ghost Story
- 監督:デビッド・ロウリー
- 脚本:デビッド・ロウリー
- 制作・配給:A24
- 制作国:アメリカ
- 年齢制限:G
- 時間:92分
キャスト
「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」の主要キャストは次の通りです。
- C(ケイシー・アフレック)
- M(ルーニー・マーラ)
- ウィル・オールドハム
- ソニア・アセヴェド
- ロブ・ザブレッキー
- リズ・フランケ
- グローバー・コールソン
映画「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」ネタバレあらすじとラスト結末
1.幸せな夫婦を襲った不幸
作曲家のC(ケイシー・アフレック)とその妻M(ルーニー・マーラ)はとある田舎の一軒家に住んでいる。ソファに寝転がり幸せそうに過去を語り合う夫妻。
Mは子供の頃から引越が多く、その度に小さなメモ書きを家のどこかに隠したと言う。楽しかったことやその家の思い出などだ。
しかしこの家は、時々深夜に物騒な物音を立てるのが、Mの悩みである。ある晩は寝ている時に、突然ピアノの音が鳴り出したりもした。
Cはあまり乗り気でなかったが、気味悪がるMを気遣い、新しい家に引っ越す方向で話は進んでいた。ところがある日、Cがこの家の目の前の道で事故を起こし即死してしまう。
病院でベッドに横たわったCの遺体を眺めるM。
Mはあまりのショックで、涙すら流さなかった。Mが病院の部屋から出て行ったあと、Cはシーツを被ったまますっと起き上がった。
Mのことが心配なCはゴーストとなり、自分達の住んでいた家に戻る。病院で多くの人の間をすり抜けたが、誰もCの姿に気が付かなかった。
2.幽霊となって妻を見守る
一方、放心状態のMは食事をしてもすぐに吐き出してしまう。ゴーストとなったCは、これを悲しそうに見守るしかない。シーツを被ったCの姿は、昔ながらのおばけといった風貌だ。
Cはある日隣の家の窓際に、自分と同じ風貌のゴーストがいることに気が付く。2人のゴーストは身振り手振りで、会話を交わした。
ある晩知らない男がMを家まで送り、帰り際にドア口でキスをした。その姿を悲しそうにぼんやりと眺めるC。
Cは感情的になり、本棚の本を床にぶちまけてしまう。不審に思うM。その後Mは夫であったCが作った曲を聞き、気持ちを癒した。
しかし夫との思い出の詰まったこの家に住むことが辛くなったMは、新しいところに引っ越す決意をする。
Mはこの家を出ていく時にも子供の頃同様にメモを残し、壁の隙間に隠した。
CはMが車で出ていくのを家の窓際から寂しそうにじっと眺める。ひとりぼっちになったCは、Mの書き残したメモを取り出そうとするが、ペンキが上から塗られているせいでなかなか取り出せない。
3.住居人がコロコロ変わる
そうこうしていると、この家の新しい住居人が決まった。ピスパニック系の母親と子供2人が越してきて、室内は急に賑やかになる。
寂しさに耐えられなくなったCは、家族の食事の団らん時に、コップに入った牛乳を床にぶちまけたり、皿を割ったりして脅かした。このポルターガイスト現象を気味悪く思った家族は、すぐに別の場所に引っ越す。
家の中は再びガランとして、Cだけになった。Cは相変わらず、壁の中のMのメッセージを取り出そうと必死だ。
次に越してきた若者はパーティの最中に、多くの人々がこの世に生まれてきた証明として芸術作品を残すのだと言う。
しかしその男も、電球がチカチカと点滅する様子に気付きこの家を去った。そして遂に、この家には誰も住まなくなった。
Cはコツコツとメモを取り出す作業を続ける。
しかしあと少しのところでブルドーザーが突如家を破壊した。隣の家も同様に壊され、瓦礫の上にゴースト2人だけが立っている。隣家の幽霊は、待っている人がいつかやってくるという希望を失いスッと消えた。
ラスト結末.時代は変わっても場所は変わらない
やがてその地には高層ビルが建てられ、Cはたくさんの人が働くビルの中を彷徨うこととなる。一体何年、何十年ここに縛られるのか?と気が遠くなったCはビルの屋上から飛び降りた。
自殺したつもりであるがCは幽霊なので死ぬことはなく、随分昔の開拓時代にタイムスリップしただけだ。
そこではある家族が馬車でやってきて、ここに家を建てようと話し合っていた。Cは屋外で炊事をしたり、食事したりする温かい家族を黙って見守る。
その家族の中の幼い少女がノートに書いたメモをちぎり、石の下に隠す所を見てハッとするC。しかしやがてその家族も戦乱に巻き込まれ、全員亡くなった。Cはこの家族が骨になるまで、じっとその場に居続ける。
長い年月が過ぎふと気が付くと、Cは以前自分が住んでいた家にいた。そこへ不動産屋に連れられた生前の自分とMがやってくる。幸せだった頃の2人を眺める幽霊のC。
やがて2人は次の場所へ引っ越すかどうかで、揉めはじめた。生前のCはここに居たいと言うが、それに対してMはなぜ?と聞き返す。
その晩ゴーストのCは、自分の存在をアピールしたくてピアノの音を鳴らしてしまう。
ゴーストになったCはその様子を観て、あの時のピアノの音は自分自身だったのだと気付いた。
やがて人間のCも過去の自分と同様に事故死し、新しいゴーストとなってやって来た。新しいゴーストのシーツはまだ真っ白だ。Cは薄汚れたシーツを引きずりながら、壁の隙間のメモを取り出す。
それを読んだ瞬間Cはスッと消え、汚れたシーツだけがその場に残った。
映画「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」感想・評価・考察【ループする物語】
本作品はタイトルからしてホラー映画だと勘違いされがちですが、やや哲学的な意味を持ったファンタジー映画です。似たタイトルの作品『ゴースト/ニューヨークの幻』のようなストレートなラブストーリーとも違います。
監督は『さらば愛しきアウトロー』などで知られる、デヴィッド・ロウリー。話題性の高いインディペンデント系映画の配信・配給で知られる「A24」からの配給作品です。
A24は『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』の配給でも話題になりましたね。
参考記事「ヘレディタリー/継承」ネタバレあらすじ結末と感想
本作品のストーリーはいたってシンプルですが、鑑賞後には様々な疑問が残り、ある意味では考察しがいのある作品に仕上がっています。
「Mの残したメモには何が書いてあったのか?」や「ラスト付近で登場する新たなおばけについて」など、次々と疑問が湧き絶えません。
妻のメモに何がかいてあったのか?については劇中に具体的なヒントや伏線はほとんどありませんが、そのメモをCが確認することができたから成仏できたという結末から彼が幸せに感じられるような内容だったのでしょう。
またゴーストとなったCがタイムスリップすることで新たな時間枠が生じ、これによってこのおばけがタイムループするというシナリオも秀逸です。
Cは最終的にに成仏することでこのループから抜け出すことになるのですが、横に新しいゴーストが存在することでまた同じことを繰り返す(ループする)可能性も示唆しています。
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