
映画『スーパーフライ(2018))』のネタバレあらすじと、感想・考察・評価を紹介します。
『スーパーフライ(2018)』作品情報とキャスト
作品情報
「スーパーフライ(2018)」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:スーパーフライ(2018)
- 制作:2018年
- 原題:SuperFly
- 監督:ディレクター・X
- 脚本:アレックス・ツェー
- 配信:Netflix
- 制作国:アメリカ
- 年齢制限:R15+
- 時間:116分
キャスト
「スーパーフライ(2018)」の主要キャストは次の通りです。
- ジェニファー・モリソン
- トレヴァー・ジャクソン
- マイケル・ケネス・ウィリアムズ
- レックス・スコット・デイビス
- ジェイソン・ミッチェル
- アンドレア・ロンド
「スーパーフライ(2018)」ネタバレあらすじとラスト結末
1.プリーストは最後の大仕事に挑む
プリースト(トレヴァー・ジャクソン)は麻薬の世界でのし上がり成功を収めていた。
しかし危険と隣り合わせの生活に嫌気がさし足を洗うことを決意。恋人ジョージア(レックス・スコット・デイヴィス)との新生活に向けて最後にがっぽり稼ごうと、親友エディ(ジェイソン・ミッチェル)を誘って大量のコカインを一気に売りさばく計画を立てる。
コカインを調達すべくプリーストは、自身を裏社会での成功に導いた恩師でもあるボスのスキャッター(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)に仕入れを増やしてもらうよう頼むが、欲張ると身を滅ぼすと忠告され断られる。
そこでプリーストはスキャッターには内緒で、元締めのメキシコ系カルテルのアダルベルト(イーサイ・モラレス)に直談判し、なんとか調達することに成功する。
一方エディは対立する組織「スノーパトロール」を、プリーストの了解を得ずに仲間のフレディに頼んで襲撃させ、これをプリーストの仕業と睨んだスノーパトロールは、証拠を掴み次第復讐しようと機会を伺う。
大量の麻薬をさばいて順調に金を稼いでいたプリーストは恋人ジョージアと仲間の女シンシアとの乱交を楽しんだり、パーティを開いて仲間をねぎらったりと、ビジネスの好調ぶりを派手に祝っていた。
2.悪徳警官に金を要求される
フレディが恋人と車を走らせていたところ警察の職務質問に合い、車内のコカインが見つかってしまう。
この警察は悪人から金をせしめる悪徳警官で、フレディらからプリーストとエディの情報を引き出すと、正当防衛を装って二人を銃殺。
プリーストとエディに麻薬売買を見逃す代わりに金を要求し、二人は仕方なくこの悪党警官との取り引きに応じるのだった。
暗転する状況を危惧したジョージアはプリーストに残りのコカインは諦めて国外へ逃げようと迫り、アメリカの司法が及ばないモンテネグロへの移住手続きを進める。
警察に金を渡し終え、国を去る準備をしていたプリーストだったが、そこに現れたスキャッターにアダルベルトの元へと連れて行かれ、国外逃亡の計画をバラされてしまう。
ところがプリーストとのビジネスに手応えを感じていたアダルベルトは、もはや用無しとなったスキャッターを始末し、今後はスキャッターの役目をプリーストが担うよう命ずるのだった。
3.スノーパトロールが復讐にやってくる
足を洗うどころかより深みにはまってしまったプリーストはスキャッターの忠告を聞かなかったことを悔やみつつ、一刻も早く国を出ようとジョージアとともにシンシアを迎えに自宅へ戻った。
しかしそこへスノーパトロールが乗り込んできて激しい銃撃戦となり、シンシアが撃たれて死んでしまう。
スノーパトロールは以前の襲撃の実行犯がフレディだと分かり、トップのプリーストに復讐を仕掛けたのだ。
何とか逃げ出したプリーストとジョージアはカーチェイスの末、スノーパトロールのボスを車ごと大破させてその場を逃げ切るが、もはや手詰まりとなったプリーストは一発逆転の策に出る。
ラスト結末.起死回生の作戦を決行
エディがスノーパトロールに寝返ったフリをして彼らをおびき出し、悪徳警官と手を組んでスノーパトロールを逮捕させたのだ。
その後、プリーストはこの警官の悪事も暴いてついに悪徳警官も逮捕される。
プリーストはさらに、アダルベルトが実の弟を警察に売った証拠を掴んで、兄弟の母親でもあるカルテルの女ボスに送りつけ、彼女の手でアダルベルトを始末させることにも成功。
プリーストの計画は筋書き通りに完遂され、自由の身となったプリーストとジョージアはモンテネグロに移住して優雅なクルーズを堪能。
エディは地元の仲間といつものバカ騒ぎに戻るのだった。
「スーパーフライ(2018)」感想・評価・考察【中身は無いけど映像は派手で楽しい!】
本作は1972年の同名映画のリメイクで、アフリカ系アメリカ人が主体のいわゆるブラックスプロイテーション映画です。
70年代前半にブームとなったこの「ブラックスプロイテーション」は黒人の欲求を満たすために作られたようなジャンルで、70年代後半には消えて行ったようですね。
「ブラックスプロイテーション」ジャンルは内容よりインパクト重視のため駄作が多い中、本作のオリジナル版は当時高評価を得た数少ない作品。とは言え内容は特にありません(笑)
麻薬ビジネスで成り上がった主人公が最後の大仕事で思いもよらない事態に巻き込まれるというありきたりの設定で、ストーリーありきで見るものではないです。
主人公プリーストのクールな風貌や、スノーパトロールの白一色で統一されたファッションに加え、ストリップショーや銃撃戦、カーチェイスなどの派手な演出が軽快なラップ音楽でスタイリッシュに装飾され、シャレたギャング映画という感じです。