
映画『レッド・ドラゴン』のネタバレあらすじ結末と感想・解説・評価、さらに動画フルを無料で視聴する方法を紹介します。
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『レッド・ドラゴン』作品情報とキャスト
作品情報
「レッド・ドラゴン」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:レッド・ドラゴン
- 制作:2002年製作
- 原題:Red Dragon
- 監督:ブレット・ラトナー
- 脚本:テッド・タリー
- 配給:UIP
- 制作国:アメリカ
- 年齢制限:無し
- 時間:124分
キャスト
「レッド・ドラゴン」の主要キャストは次の通りです。
- ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)
- ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)
- ジャック・クロフォード(ハーヴェイ・カイテル)
- リーバ・マクレーン(エミリー・ワトソン)
- モリー・グレアム(メアリー=ルイーズ・パーカー)
映画「レッド・ドラゴン」ネタバレあらすじとラスト結末
1.新たな捜査協力依頼
FBIのグレアム捜査官(エドワード・ノートン)は、夜遅く精神科医のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)を訪ねる。グレアムはある連続殺人事件を追っており、犯罪精神医学に詳しいレクターに捜査の協力を求めていたのだ。
レクターは犯人の性格や特徴を推論する犯罪者プロファイリング能力が高いにもかかわらず、ある部分を見過ごしている傾向があった。
これによりグレアムはその難解な猟奇殺人事件の犯人が、実はレクター自身ではないか?と気づきはじめる。
その後グレアムがレクター宅から事件に関連した書籍を見つけたことをきっかけに、その場は揉み合いとなった。グレアムの予想通りレクターは正に犯人であり、しかも人食い魔だったのだ。レクターは投獄され、グレアムはかなりの重傷を負った。
この事件がトラウマとなったグレアムはFBIを辞め、フロリダ州のマラソンで妻子と共にひっそりと暮らす。
それから3年経ったのある日、FBI捜査官のクロフォード(ハーヴェイ・カイテル)が海沿いにあるグレアムの家を訪ねてきた。クロフォードは、最近起こった2件の一家惨殺事件で悩まされているのだ。
犯人はマスコミから「噛みつき魔」と呼ばれる猟奇殺人者。そこでこの種の犯罪の捜査に長けているグレアムに、協力を依頼する。愛する妻モリーと息子ジョシュのことを思うグレアムは、しぶしぶだが短期間だけ捜査に協力することにした。
グレアムはまず最初の事件現場であるアトランタのリーズ家に向かい、捜査を始める。2つの凶悪な犯行は、共に満月の夜かその前日に実行されていた。
このことから次の犯行があるとすればまた満月の夜だと考えられるが、それまでにはあと3週間もなかった。
夫婦の寝室や子供部屋などを見まわり、犯行の手口を推測するグレアム。洗面所の鏡は割れており、その破片が被害者の死後、眼孔の中に入れられたと考えられる。
グレアムは被害者の眼球、それから角膜を調べれば、犯人の指紋がどこかに残っているはずだと言った。グレアムの予想は当たり、犯人の親指の指紋の一部が検出された。
2.レクターとの再会
グレアムは被害に遭った二家族の妻に何か共通点があるのではないか?とも疑った。この共通点を見つけ出せば、次の被害を食い止めることができると考える。しかし、それ以上のことは何も分からない。
グレアムは以前逮捕した、猟奇殺人犯のレクターが収監されている独房を訪問する。レクターは、ボルティモア州立病院の精神科に収監されていた。
グレアムは同じ狂人であるレクターに今回の事件の資料を読ませ、考えを聞き出すことにしたのだ。この危険な提案は、クロフォードによるものだった。
レクターは、犯人を内向的で自分の容姿に過剰なコンプレックスを持った男だろうと予想する。
また今後犯行が行われるなら、過去の事件と同じく庭付きの家を選ぶだろうとも言った。グレアムは再度リーズ家に向かい、引き出しの中にあったホームビデオを見る。ビデオの中では、5人家族と犬1匹が幸せそうにはしゃいでいた。
その後グレアムは、2件目の被害にあったジャコビ家の周辺を調べる。そして近所の樹木に「中」の文字が彫られているのを目撃した。
「中」の文字は麻雀の牌の1つであり、それが意味するものはレッド・ドラゴンであると分かる。
また、ウィリアム・ブレイクという画家の画集に『レッド・ドラゴンと太陽をまとう女』というタイトルの絵があるということも分かった。
一方レクターは、弁護士から電話がかかってきた隙に裏ワザを使い外部と連絡を取る。シカゴ大学へ連絡をし、フロリダのグレアムの住所を聞き出したのだ。
その頃クロマラックス社に勤務するダラハイド(レイフ・ファインズ)という男は、社内の女性リーバに恋をする。
リーバは視覚障害者であり、ダラハイドの唇の上には目立つ傷があった。互いに他人から違う目で見られてきた2人は、少しづつ心を許し合う。
3.グレアムの家が危ない!
そんな折、レクターの独房内で犯人と思われる人物からの手紙が発見され、FBIはレクターに気付かれないようにこれを短時間だけ拝借した。
犯人はレクターに返答方法を指定していたが、その部分はちぎり取られている。様々な調べから、もしもレクターが犯人への返事を送るとするならば、タトラー新聞の個人広告の欄に載せられるだろうと予想された。そこでFBIは、タトラー新聞の内容を販売される前に把握する。
レクターのメッセージは暗号化されており、それをFBIの専門家が解読すると「グレアムの家はフロリダ州マラソンだ、一家を殺せ」という内容だった。
焦ったクロフォードは、事情をグレアムに伝える。その後クロフォードの手配により、グレアム宅にヘリやパトカーが多数到着し、モリーとジョシュは無事保護された。クロフォードの兄の家に避難したモリーは、万が一の時のため、妻グレアムから拳銃の使い方を習う。
またクロフォードやグレアムは、悪徳な記者ラウンズ(フィリップ・シーモア・ホフマ)を利用し犯人を挑発するような記事を書かせた。
これにより、ラウンズは惨殺される。犯人がラウンズを殺害する時の録音テープを聞いていたFBIのメンバーは、あまりの残酷さに沈黙した。
しかしクロフォードはここで、気を取り乱すまいと必死だ。グレアムは再度レクターの房へ出向き、次なる交渉を進める。レクターはヒントを出すことと引き換えに、独房でのディナーとビデオ鑑賞を要求した。
一方ダラハイドは、リーバをデートに誘い出しその晩を共に過ごす。視覚障害者であるリーバには、ダラハイドの家の鏡が割れていることや、不気味な入れ歯が置いてあることが分からなかった。
ダラハイドは背中に大きく「レッド・ドラゴン」をモチーフとしたタトゥーを入れていたが、それも彼女には見えない。ダラハイドはリーバに好意を抱き、これまでに味わったことのないような人間的な感情を持つ。しかし、それと同時に彼女を失うことを酷く恐れた。
ラスト結末.レクターの要求はヒントだった
クロフォードとグレアムは、うんざりするほど何度も被害者の残したホームビデオを見返していた。
そしてレクターの出したヒントから、今見ているこのホームビデオこそが犯人の情報源だったのだと気づく。
被害に遭った家族のビデオには、クロマラックス社の名前があった。グレアム達は急いでクロマラックス社に出向き、社長に犯人の特徴を伝える。
「25歳~35歳ぐらいで、髪の毛は茶色、整形した可能性もあり、体を鍛えている社員はいるか?」と訊ねたところフランシス・ダラハイドの名前が挙がる。
ダビング機材の管理がダラハイドの仕事であり、彼は全てのホームビデオに目を通していた。
かたやダラハイドは、自分の勤める会社にグレアムらが来ているのを見て仰天した。焦ったダラハイドはリーバの男友達を射殺した後、自宅にリーバを招く。その後、自分の家に火を着け心中を図るが、リーバはここから何とか抜け出した。
グレアムらFBIは急いでダラハイドの家に駆け付けるが、彼の家は既に炎に包まれていた。這う這うの体で逃げ出してきたリーバをグレアム達が、救助する。
リーバは大パニックに陥っていた上視覚に障害があるため、ダラハイドが炎の中、銃で自殺したと証言した。
グレアムはダラハイドの分厚い日記を読み、彼が幼い頃祖母から性的な虐待を受けていたと知る。ダラハイドが残酷な猟奇殺人犯となってしまったのは、このような憐れな過去があったからなのだ。
ダラハイドは、先日の火事ですでに死んだと思われていた。しかし「死体の骨のDNAは、リーバの同僚であるラルフのものだった」とクロフォードに連絡が入る。
ダラハイドは、どこかでまだ生きていたのだ。何も知らないグレアムは、家族3人で自宅に戻り平和な時を過ごしていた。
クロフォードがグレアムに連絡を入れた時、ダラハイドはもう既にこの家に侵入しており、息子ジョシュが人質に取られていた。
グレアムは恐怖のあまり失禁するジョシュに、酷い言葉をかけ、罵る。
こうすることで、犯人の幼少時の嫌な思い出が刺激されると思ったからだ。トラウマによりついカッとなったダラハイドの隙を見てグレアムは反撃するが、最終的には妻のモーリーが彼を射殺することでケリをつけた。
映画「レッド・ドラゴン)」感想・評価・考察【主役はレクター博士】
『レッド・ドラゴン』は、2002年に製作されたアメリカの心理スリラー映画です。
本作品は、かの有名なサイコスリラー映画『羊たちの沈黙』『ハンニバル』の関連作品(スピンオフ映画)であり、劇中ではクラリスに出会う前のレクターが描かれています。原作はトマス・ハリスの同名小説で、この小説は1986年にも1度映画化されました。
なお『レッド・ドラゴン』は、『羊たちの沈黙』と同じ脚本家であるテッド・タリーが執筆しており、よく考えられたラストのオチが特徴的。
ラスト10分間で、死んだと思われていた犯人が実は生きていたというドッキリがあるのは、作品の良いスパイスとなっています。
本作はサスペンスとしての見どころも多数あり、特に犯人がホームビデオからターゲットの室内の様子を覗っていたのだと、グレアムが発見するシーンは痛快です。
この発見により「なぜ犯人が首輪のない犬をその家のペットだと判断できたのか?」や「犯人は犯行時なぜ使わないボルトカッターを持ち込んでいたのか?」などの答えが一気に明確になります。
劇中では主人公グレアムが快楽犯をプロファイリングしていく過程で、収監されている人食い魔のレクターとおそるおそる接触するスリルを彼と同じように味わうかも知れません。
またある意味、この映画はレクター博士にスポットが当てられた作品と言っても良いでしょう。よって本作は主人公や犯人よりも、レクターを観たい方におすすめです。
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