
映画「ガルヴェストン」のネタバレあらすじと感想・考察、さらに無料で視聴できる情報をお伝えします。
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「ガルヴェストン」の作品情報とキャスト
作品情報
「ガルヴェストン」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:ガルヴェストン
- 原題:Galveston
- 制作:2018年
- 監督:メラニー・ロラン
- 制作国:アメリカ
- 時間:94分
- 年齢制限:PG12
- 配給:クロックワークス
キャスト
「ガルヴェストン」の主要キャストは次の通りです。
- ベン・フォスター
- エル・ファニング
- リリ・ラインハート
- アデペロ・オデュイエ
- ロバート・アラマヨ
「ガルヴェストン」ネタバレあらすじとラスト結末
1.追い詰められた2人の逃亡
1988年、ニューオリンズ。
病院で検査の結果を聞く男ロイ。肺に影があると言われ、動揺した彼は説明も終わらぬうちに部屋を出てしまう。
アジトに戻るとボスのスタンから仕事を命じられる。
ロイはスタンの組織の殺し屋だった。
ところが仕事へ向かうと返り討ちに遭ってしまう。
ロイの女を寝取ったスタンが、ロイを疎ましく思い嵌めたのだった。
なんとか反撃し、その場に拘束されていた若い女性ロッキーを助け、一緒に逃げる。
ロッキーはオレンジ郡から出てきて、娼婦をさせられている19歳の女の子だった。
成り行き上、ロイはオレンジ郡まで送ってやると言うが、ロッキーは帰りたくないと言った。
スタンは必ずや追ってくると思われ、仕方なくロッキーを連れて逃亡することとなる。
2.ガルヴェストンでの日々
ロイは時折激しく咳き込み、喀血までするようになった。
車を乗り換え、ロッキーを連れて、故郷のガルヴェストンを目指す。
途中、ロッキーがオレンジ郡に寄ってほしいと言い出した。
町はずれの一軒家の前でロイを待たせ、ロッキーが中へ入ると、しばらくして銃声がし、幼い女の子を抱いて慌てて戻ってきた。
継父を脅して壁に発砲し、3歳の妹ティファニーを連れてきたと言うのだ。
ガルヴェストンで、3人は海沿いのモーテルにチェックインした。
女主人は奇妙な3人連れを訝しがったが、幼いティファニーを可愛がってくれた。
姉妹はビーチで楽しそうに遊び、束の間、穏やかな時間を過ごした。
3.死ぬ者と生きる者
ある時、ロイは新聞で、ロッキーがあの時継父を銃殺していたことを知る。
そして荷物をまとめ、ひとりモーテルを後にした。
ロイが戻らず、見捨てられたと思ったロッキーは、宿代を稼ぐために売春を始める。
昔の女を訪ねるも追い返され、ロイは結局モーテルへ戻ってきた。
2人は激しく互いを責め合い、ロッキーは、ティファニーが継父に暴行され生まれた実の娘であることを打ち明けた。
幼い我が子を置き去りにしたことを悔やむロッキーに、ロイは武骨ながらも優しく接するのだった。
ロイは、自分がいなくなった後のロッキーとティファニーの世話を女主人に頼み、2人に金を残そうと、盗み出した裏取引の記録でスタンを脅した。
その夜、ロイとロッキーはバーでビールを飲みダンスをし、楽しく過ごした。
おしゃべりをしながらモーテルへ帰る2人を、突然、数人の男が襲い掛かる。
スタンに居場所を突き止められたのだ。
アジトで拷問され拘束されるロイを、スタンの女がこっそり逃がした。
別の部屋で、暴行され裸で死んでいるロッキーを見つける。
カーテンを引き千切ってロッキーにかけてやり、アジトを逃げ出した。
しかし車で逃走中に事故を起こしてしまい、病院に担ぎ込まれる。
肺の病は命に関わるものではないと分かり、スタンの弁護士の根回しにより告発もできず、ロイは刑に服した。
4.報われる思い
20年後。出所したロイはガルヴェストンの簡素な家にひとりで暮らしていた。
ハリケーンが接近する中、ひとりの女性がロイを訪ねる。
ティファニーだった。
結婚間近という彼女は幸せに暮らしているようだった。
ティファニーは、あの夜ロイとロッキーがなぜ自分を置いて出て行ったのかと訊ねる。
ロイはすべてを明かし、ティファニーはそれを涙ながらに受け止めた。
ティファニーが帰っていき、嵐がさらに近づいてくる。
ロイは嵐の海へ向かい、ロッキーに想いを馳せた。
映画「ガルヴェストン」感想・評価・考察【派手さは無いが心に響く】
フランスの女優メラニー・ロランが監督ということで、ハリウッドの王道アクションものとは一線を画しています。
淡々としてはいますが、余計な説明などはなく、叙情的で趣がある作品です。
派手なドンパチを期待するとかなりつまらないと感じるかもしれません。
余命いくばくもない殺し屋と、不遇な環境の少女が、互いに必要なものを求め合い次第に共鳴し合っていく様が丁寧に描かれています。
しかも2人ともが純粋な愛とかではなく、結構エゴを向き出しでむしろ好感を持ちました。
それだけに、やるせない結末もなるべくしてなったという気がしますし、ティファニーが幸せであったことが救いとなります。
本作の魅力のひとつは、主演2人の演技。
ベン・フォスターはあまり目立つ俳優というイメージではなかったのですが、味のある哀れな演技。エル・ファニングの女優魂もすごい。
ラスト少しだけですが、リリ・ラインハートも印象的でした。
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