
映画「バーニングオーシャン」のネタバレあらすじと感想・考察、さらに無料で視聴できる情報をお伝えします。
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「バーニングオーシャン」の作品情報とキャスト
作品情報
「バーニングオーシャン」の作品情報は次の通りです。
- 作品名:バーニングオーシャン
- 原題:Deepwater Horizon
- 制作:2016年
- 監督:ピーター・バーグ
- 制作国:アメリカ
- 時間:107分
- 年齢制限:G
- 配給:KADOKAWA
キャスト
「バーニングオーシャン」の主要キャストは次の通りです。
- マイク・ウィリアムズ(マーク・ウォールバーグ)
- ジミー・ハレル(カート・ラッセル)
- ドナルド・ヴィドリン(ジョン・マルコヴィッチ)
- アンドレア・フレイタス(ジーナ・ロドリゲス)
- ケイレブ・ハロウェイ(ディラン・オブライエン)
- フェリシア・ウィリアムズ(ケイト・ハドソン)
「バーニングオーシャン」ネタバレあらすじとラスト結末
1.安全性よりも会社の利益を重視するBP社
トランスオーシャン社のマイク・ウィリアムズは、妻のフェリシアや娘のシドニーとの時間を楽しんだ。これから3週間家を離れ、石油採掘の勤務に入るのだ。フェリシアはマイクとの時間に名残惜しさを感じるが、まだ子供のシドニーはおみやげに化石をねだる。
その後マイクは掘削施設主任のジミー・ハレルや操舵手のアンドレアと合流し、ヘリでメキシコ湾のディープウォーター・ホライゾンに向かう。
ディープウォーター・ホライゾンはBP社の石油掘削リグであり、石油掘削業務はBP社に委託されたトランスオーシャン社が請け負っていた。マイクやジミー、アンドレアらはトランスオーシャン社の社員であり、126人の作業員らの安全は彼らにかかっていると言っても過言ではない。
ディープウォーター・ホライゾンのすぐ横には、バンクストン号が浮かんでいる。到着した一同はヘリから降り、出迎える人々と挨拶を交わした。マイクはたまたま作業員の1人から、恐竜の歯を貰い喜ぶ。
しかし到着早々、ジミーらはセメント・テストが行われていないと知らされ驚いた。セメント・テストは重要な安全確認テストだが、BP社は作業スケジュールが遅れているので、テスト会社を追い返したのだ。
ジミーとチーフ技師のマイクはこのことを知り腹を立て、BP社の管理職社員ヴィドリンとカルーザに抗議をする。
ジミーは、セメントを海底に150m注入した際、噴出を防げるように充分に固まったかと問った。セメントが崩れると、全てが崩壊してしまうからだ。
しかしで権力者のヴィドリンらは、話を聞き入れようとしない。彼らは、作業が43日間遅れていることで焦り苛立っていた。またテストには12万5,000ドルものコストがかかり、その経費もケチっているようだ。
2. テストを軽視し、強引に作業を強行
ジミーは、作業の安全を重視するのが自分の役目だと主張する。またこの石油掘削施設では、390台ものマシンが故障しており、マイクはそのことを言及した。
故障中のマシンはパイプ操作装置や電話、海水ポンプ、空調など多岐にわたり、これは全体の機械の1割に相当する。しかしテスト会社が引き上げてしまった以上、セメントテストは今更実行できない。そこでジミーは、負圧テストだけは必ず行うと主張した。
その後負圧テストが行われるが、異常な数値が検出され警告表示が出る。この結果からすれば、石油掘削を行えば明らかに安全ではないレベルだが、ヴィドリンは専門用語を並べ独自の推察をした。
ヴィドリンはこの結果をセンサーの誤作動か、ドリル・パイプの問題だろうと結論付け、結局作業が強引に進められる流れとなる。
ジミーは再度テストを要求するが、その後作業員達から食堂に呼び出されサプライズの表彰を受ける。ディープウォーターは、7年間連続安全賞を受賞していた。無事故勤続でいられたのは主任ジミーのおかげであり、彼は労働者からの信頼も厚い。
2度目のテストで検査担当者はある部分に疑問を抱くが、結局ヴィドリンに圧力をかけられ、ジミーに異常なしと報告する。「本当に大丈夫なのか?」と問うジミー。ジミーはテストの結果を聞いた以上仕方ないので、しぶしぶであるが泥水除去の指示を出す。
3.リグ内が大爆発
泥水除去の指示が出され、施設内は活気が出た。作業員らはあともう少しで、帰宅出来るのだ。汲み上げた泥水は、近隣で待機しているバンクストン号に積まれる予定である。
しかしタンクに入り込む泥水の勢いが尋常ではないことから、汲み上げがすぐに中止となった。その後も泥水は強力な勢いで噴出し、その威力は人を吹き飛ばすほどである。その現場にいた作業員らは泥まみれになり、それ以降も制御が効かないことで大パニックとなった。
自室に戻ったマイクやジミーはそのことを知らない。マイクはパソコンを使いフェリシアとテレビ電話で話をする。浮かない表情のジミーは、とりあえずシャワーを浴びた。
ガス警報が表示され、アンドレアのいる操縦室では、マゼンタ色の警告灯が点滅する。アンドレアは急いで救助を呼ぼうとするが、勝手なことをするなと怒鳴られた。
しかしその後大爆発が起こり、ディープウォーター・ホライゾンは火の海と化す。天然ガスにマシンの火花が引火してしまったのだ。
すぐ近くにいたバンクストン号はすぐにこれに気付き、沿岸警備隊に救助の要請をする。個室にいたマイクもこの爆発のダメージを受けるが、幸い軽傷で済んだ。部屋から出たマイクは負傷した作業員を救助する傍ら、ジミーを探す。一方バンクストン号は、医療キッドを積み救助艇を出した。
ジミーはシャワーを浴びている最中に爆発が起こったため、負傷した。片目を怪我していながら何とか服を着て、部屋の外に出たところで、マイクと合流する。
ジミーがパイプを切断しないとマズイと言うので、マイクらは操縦室へ向かった。操縦室では停電が起こり、アンドレアもパイプを切らなければと主張するが、自分より立場が上のクチタから権限が無いという理由で止められる。
その間もどんどん爆発が起こり、火災はますます酷くなった。施設がどんどん破壊される中、マイクとジミーは操縦室に辿り着く。そこには、先に着いたヴィドリンが呆然として立っていた。ジミーは怒りのあまり、ヴィドリンを睨みつけるが「救命ボートに乗れ」と一言、言っただけだった。
ラスト結末.ディープウォーターからの脱出
一方マイクと会話が途中で途切れたフェリシアは不安になり、沿岸警備隊に電話を入れた。そこでディープウォーター・ホライゾンで爆発事故があったと知り、愕然とする。
マイクとジミー、若い作業員のケイレブは操縦室にいたアンドレア、クチタらとパイプの切断を試みた。他の作業員らは次々と救命ボートに乗り込み、遂にはマイクらも避難しなければ危険な状況となる。しかしボートは既に行ってしまい、ジミーらは小さなゴムボートで脱出を試みた。
ところが全員が乗り込まない内に火でロープが燃えボートが落下したため、結果マイクとアンドレアが取り残される形となる。追い詰められた2人はより高い所に登り避難するが、助かるにはここから海に飛び込む以外、方法は無いと気付いた。
マイクは怖気づくアンドレアを海に突き落とし、自分も海に飛び込んむ。海の中でマイクはアンドレアを見つけその後2人は救助艇に発見された。一方救助された作業員らと合流し安全な場所に辿り着いたジミーは、負傷したまま大声で作業員らの点呼を取る。
11名もの作業員が命を落とし、多くの作業員が負傷した。ホテルでフェリシアと再会したマイクは泣き叫ぶ。2人がしっかりと抱き合っていると、そこに娘のシドニーもやってきた。マイクは泣きながら娘に、作業員から貰った恐竜の歯の化石を渡す。アンドレアも恋人と再会した。松葉杖をついていたが、ジミーも何とか無事だった。
マイクとアンドレアはトランスオーシャン社を退職。原油の噴出はその後87日間も続き、アメリカ史上最も悲惨な石油災害となった。労働者の安全よりも自社の利益を優先したヴィドリンとカルーザは故殺罪で起訴されるが、2015年にこの起訴は取り下げられる。
映画「バーニングオーシャン」感想・評価・考察【事故の恐怖が伝わってくる秀作】
本作品は、2010年4月にメキシコ湾で実際に起きた原油流出事故を題材にした実話ベースの災害パニック映画です。
この映画は『ローン・サバイバー』などの監督で知られるピーター・バーグが、再び俳優マーク・ウォールバーグとタッグを組んだことでも話題になりました。
また実在したヒーローのジミー役を、『バックドラフト』などで知られるカート・ラッセルが好演しています。
劇中では、迫力のある映像表現が際立っており、実際の災害時の恐ろしさがありありと伝わって来ます。
実際にあった事故をテーマとして扱っている分、通常のパニック映画のようにエンターテイメントとして楽しむと言うよりは、むしろその恐ろしさを知るという趣の作品かも知れません。
またなぜこのような事故が起こってしまったのか?と真剣に考えさせられる作品です。
原油流出事故などは、ニュースの情報だけでは内部の事情が分かりづらいもの。しかしこの映画を鑑賞すれば、誰がどのような活躍をしたのか?や問われるべき問題が一目瞭然なのです。
また本作品の撮影には、実際のリグを似せて巨大なセットが用意されました。これにCGで炎を合成した結果、臨場感のある作品に仕上がっています。
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